2026年8月5日水曜日

6 Minute Englishを使った新しい英語学習のご提案

これまでリスニングの教材としてはScientific Americanの60-second scienceを愛用してきた私でしたが、しばらくぶりにアクセスすると、だいぶ様変わりしていました。 

最新の60-second science

最大の違いは、これまでの全文文字起こし(transcript)が消えていること。

語学学習者にとって、聞き取れなかったところをtranscriptで確認することはとても重要なので、これがなくなってしまったことは私にとって本当に残念なことでした。

そこで、全文transcriptのあるポッドキャストを探したところ、BBC Lerning Englishの6 Minute Englishを発見! 今日はこのポッドキャストを使った勉強方法をご提案したいと思います。

6-minute-english

まず最初に上記のサイトで1回「Searching for life on another planet(地球外に生命はいるのか)」を聞いてみてください。

1)全く問題なく聞き取れた方 → BBCが提供するAdvanced Coursesに挑戦!

2)大体聞き取れたけど、まだ完全ではない方 → さぁ、Transcript を活用しましょう。

ここで、私がお勧めするのは、Transcript を読む前に、DeepLを使ってTranscriptを日本語に訳してみる。そして日本語訳だけを読んでみることです。日本語訳を読んでみて、新しい情報に気づいたら、それは英語で聞き取れなかった部分。もう一度英語を聞いてみましょう。

3)聞き取りがかなり難しかった方 → まずはVocabularyで単語の意味を押さえてから、もう一度英語を聞いてみましょう。その上で、さらに理解の難しかったところは DeepL とTranscript を活用して内容を確認しましょう。

英語の内容をしっかり理解した上で、もう一度聞いてみると、最初には聞き取れなかったところがかなり聞き取れるようになっているはずです。リスニングが上達するためには、この繰り返しが大切。

一つとても重要なことは、リスニングって英語を100%すべて聞き撮る必要はないということ。重要な情報だけ受け取れれば十分。

細かな部分が聞き取れないことでひっかかって、そこから先が全然聞き取れなくなってしまうということが、特に初心者では多いので「100%すべてを聞き取る」呪縛からまずは解き放たれることが大切!

冠詞や前置詞など弱く速く話されるところは聞き取れなくてもオーケーくらいの気持ちでまずはリスニングに取り組んでください。

それでは、またね。

2026年8月2日日曜日

ブログ再開しようと思います

このブログを開始したのは2010年4月17日のことでした。

タイトルは「科学英語を始めよう」

大学で科学英語の授業をもつようになって数年たち、インターネットを利用して情報を発信し、授業にも役立てたいと思って始めたブログでした。

が、2022年10月30日、科学英語の教科書出版のお知らせを最後に開店休業状態。

その間に大学を退職し、HP 宮本惠子の科学英語 も閉じてしまいました。

でも、また科学の記事を読んだり、ポッドキャストを聞いたりして、面白い内容があったらみなさんにご紹介したい、と思うようになりました。

これからまたブログを書いていきます。

不定期な発信ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

宮本惠子





2022年10月30日日曜日

「Science in Progress 」は来年1月発売されます



Science in Progressが来年1月金星堂から発売されることになりました。

これは2年前の「Science at Hand」に続く、私にとっては3冊目の英語の教科書になります。

(ちなみに1冊目は朝倉書店から2017年に発売された「化学英語30講」です。)

金星堂では新刊本のオンラインセミナーを開催しており、私は学芸大学の高山芳樹先生とご一緒に11月13日(日)のセミナーに登壇します。

お申し込みは金星堂オンラインセミナーから


2022年3月22日火曜日

オンライン授業:リスニングの練習「はじめの一歩」を公開しました


コロナで大学の授業がオンラインになったことがきっかけで

宮本惠子の科学英語(キャッチフレーズは「もっと英語が好きになる

というウェブサイトを立ち上げたのはもう2年も前のことになりました。

ここでは「オンライン授業」というタイトルで10分程度の文法の解説ビデオを掲載しています。

久しぶりにオンライン授業の第10講を本日アップロードしました。

リスニングの練習「はじめの一歩」です。

何度も録音しなおした割に完成度が今ひとつで申し訳ありませんが、リスニングの力を高めることに興味のある方に聞いていただければ嬉しいです。

オンライン授業を聞く

2022年1月26日水曜日

金星堂のセミナーの動画がアップロードされました

1月16日に行われた「科学英語教材の活用方法」と題したオンラインセミナーの動画がアップロードされました。 私の「Science at Hand」の紹介ページからご覧いただけます。


https://www.kinsei-do.co.jp/books/4103/

2021年12月8日水曜日

金星堂のオンラインセミナーに登場します


みなさまの中に Science at Handという書籍をご存知の方はいらっしゃるでしょうか?

これは、スミソニアン誌ウェブサイトに掲載されているSmart Newsの記事をもとに、科学英語特有の文法の解説や問題演習などを加えた、科学英語の教科書です。

昨年の1月に語学図書出版社の金星堂から発売され、昨年、今年と私自身も大学の科学英語の授業で使ってきました。

さて、来年1月16日、英語の先生向けに「科学英語教材の活用方法」と題したオンラインセミナーが行われることになり、私も登壇させていただくことになりました。

その他には「Inside Science」を執筆された東京理科大学の松本和子先生、「Science fo Fun」を執筆された近畿大学の服部圭子先生がご講演なさいます。

教科書に込めた思いのほか、実際の教室での実施例などもお伝えする予定ですので、科学英語というジャンル、また科学英語教材の効果的な活用方法などにご興味のある先生におかれましては、下記のウェブサイトよりお申し込みくださいますようご案内申し上げます。

https://www.kinsei-do.co.jp/events/

質疑応答の時間なども用意してありますので、活発な意見交換などができれば、大変うれしく思います。


2021年9月14日火曜日

地球磁場を利用して渡りをする鳥の秘密に迫る!2021年8月4日付け60-second scienceより


ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ

長い距離を移動する渡り鳥の体内には磁気コンパスがあるのではないかという考えは以前より存在し、最近では、網膜に存在する青色光受容体「クリプトクロム(cryptochrome)」を通じて鳥が地球の磁場を感知しているのではないか、とする研究も発表されています。

このほどnatureに発表された研究によれば、渡をする鳥(ヨーロッパコマドリ)のゲノムからバクテリアを使って作り出したクリプトクロムに青色の光と同時に磁場を当てると、その強度によって2種類の競合する化学反応が生じることがわかりました。そこから先はまだ完全に明らかになっていませんが、化学反応の結果生じる形状の異なるタンパク質が細胞内で他のタンパク質と相互作用することで、鳥は磁場を「感知」するのではないか、とのことです。

その他、渡りをしない鶏などと比べると渡りをするヨーロッパコマドリのクリプトクロムはより磁場に対する感度が高かったこともわかったのでした。


さてここでクイズです。

1)オルデンバーグ大学のモリッツェン博士は渡り鳥は役立つものならなんでも利用する、と語っていますが、次の中で博士が言及していないものはどれ?

a) 星(star)    b) 太陽    (sun)     c) 匂い    (smell) d) 目印 (landmark) e) 風(wind)

2)最後にインタリアータさんは、今回の実験は鳥の体外(つまり試験管内)で行われたものだが、将来は実際に鳥の体内で行えることを、そして本当の・・・を手に入れることを科学者たちは希望している、と語っています。言葉遊びになっているこの・・・に入る言葉は何?

答えはこのページの下に。


最後にSongbird(鳴禽類)と言われるEuropean robinの鳴き声をどうぞ。

ヨーロッパコマドリの鳴き声














解答

1)e) 風(wind)
2)bird's eye view(鳥瞰図、全景)