2011年4月26日火曜日

アメリカ化学会のオンラインセミナー

 来週の今日アメリカ化学会のオンラインセミナーが開かれます。タイトルは

Ten Commandments for Being a Successful Scientist
    (成功する科学者であるための十戒)

5月3日EST(Eastern Standard Time=東部標準時)の午後2時〜3時は日本時間で当日の朝4時〜5時にあたります。

ちょっと早いのですが、オンラインセミナーでは視聴者からその場で質問も受け付けているので、臨場感あふれる体験ができますよ。

連休の一日頑張って早起きしてみてはいかが?

2011年4月21日木曜日

リスニング上達の方法(その2:最初のステップ)

キーワードを聞き取る

リスニングが苦手な人は、すべての言葉を聞き取ろうとしないで、まずキーワードを聞き取ることから始めましょう。

じゃあ、キーワードを聞き取るにはどうしたらいいか?

キーワードは普通「強く」「ゆっくり」発音されています。

例えばScientific Americanのポッドキャスト,アポロ宇宙船が持ち帰った月の石に水が含まれていたのか,というストーリーを綴った「月の水」では、water,  moonなどの記事の中心になっている単語やScienceやApolloなどの固有名詞が強く読まれています。

まずはそう言う単語を聞き取ることに気持ちを集中してみてください。

テキストをみながら、強く読まれているところにチェックを入れてみる。
そして自分もそこを強くゆっくりと読む練習をする。
それからもう一度聞く。

どうですか?キーワード、聞き取れましたか?

2011年4月19日火曜日

自習用のお勧めの教材、勉強方法について

「これまでは大学入試のために英単語やセンターの勉強をしてきました。英語が苦手ですが、これからどんな勉強をしていけばいいですか?」

コメントブックに「英語が苦手」と書いた学生さんたちの多いこと!
そういう私も、高校から大学時代、「英語は好きだけど苦手」な学生でした。英語はやればやっただけ、必ず力がつくもので、頭の善し悪しには全く関係ない、と私は思います。理系の学生さんたちは数学や理科の勉強や、大学では実験などに時間を割く分、英語に費やす時間が少なくなり、それで苦手意識を持ちがちなのではないでしょうか?

でも、理系+英語=輝く未来 なんです。おおげさではなく。

もう入試のための勉強は終わりました。
大学時代は楽しく、自由に、自分の好きなテーマの勉強を好きなだけすることができます。

この辺で、いままでの英語にまつわるもろもろの感情を一度リセット。
苦手という意識を捨てて、新しく英語に接してみませんか?

「科学英語ってむずかしい?」

「文系にとってはイエス。でも、理系にとってはノー」

英語ができても、科学を知らない人にとっては難しい科学英語ですが、むしろ理系にとっては英語を身につける最短コースといってもいいでしょう。

人は自分の興味のあることはどんどん勉強し、吸収することができるもの。
それも、楽しみながら。

語学の勉強には「読む」「書く」「話す」「聞く」と4つの面がありますが、自宅学習の場合、「読む」と「聞く」というところから始めるのがおすすめ。

そこで今日は下記の2つのサイトをまずご紹介します。
(詳しい利用法についてはまた次回)

読み物

「日経サイエンス」ってScientific Americanの日本版なのですが、ご存知ですか?
下の日本経済新聞のサイトでは、毎号1つづつ記事を選び、原文と日本文を並べたものが読めるようになっています。

http://www.nikkei-science.com/english_read/index.html

リスニング

今のところ私の一押しはScientific American の60-Second Scienceです。たった1分間なので、集中して聞くことができますし、ユーモアのセンスあふれる文章も楽しいです。テキストもあるので、これを使って、繰り返し音読する、リピーテイングするなど、リスニング力のアップも図れます。

http://www.scientificamerican.com/podcast/podcasts.cfm?id=60-second-science

2011年4月17日日曜日

リスニング上達の方法

以前簡単にこのブログでご紹介したScientific Americanのポッドキャスト 60-Second Scienceについてさらに詳しく解説します。

60-Second ScienceはNatureやScienceなどに発表された学術論文の中から面白いテーマを選び、その内容を一般の人にもわかるように1分のポッドキャストにしているものです。
対象がアメリカ人なので、確かにスピードが速い。
「まるで宇宙語、とても英語とは思えない」と学生さんに言われたこともあるくらい。

同じテキストでもゆっくり読み上げるときと速く読み上げるときでは、発音が変わります。強く読む単語ははっきり聞こえますが、速くなると前置詞や冠詞などは弱く発音されるため聞こえなくなりますし、単語と単語がつながって全く別の音になってしまうことも。

2、3回聞いたあと、テキストを読んでみて、辞書を引かずに内容が取れるのであれば、速いスピードに慣れていないだけなので、とりあえず続けて聞きましょう。
ひと言で言えば、リスニングは慣れ。
読んで意味が分かる文章ならば、繰り返し聞いて行くうちに必ず聞き取れるようになります。

ところで、聞き取れない理由にもいろいろあります。

1.単語を知らない → この場合はどうしても聞き取れませんね。テキストを読んだときに、知らない単語があるなら、まず辞書を引いて、きちんと内容を理解しましょう。その上で、もう一度聞いてみましょう。

2.単語は聞き取れるけれど、文全体の意味が理解できない → 一つ一つの単語を聞き取ったときに、それを頭の中で日本語に変換しようとしていませんか?文章をゆっくり読み上げているのだったら、変換してもついていけますが、速くなると変換していてはついていけません。英語で聞いた単語を英語のまま理解する、というスタンスでリスニングに取り組みましょう。これも慣れて行けば自然にできるようになります。

自分でできる訓練としては、まずは面白そうなポッドキャストを一つ選び,何度か繰り返し聞いてみましょう。テキストを見ながら声を出さずに聞いたり、リピーティングをしたり、シャドゥイングをしたりすることも有効です。

新学期が始まりました 

例年より遅かった桜も満開

先週のキャンパスは桜吹雪。

新学期も始まり、こちらは質問の嵐。

そんなわけで、学生さんからの質問にまとめてお答えしたいと思います。

一番多かったのはリスニングについての質問でした。(次の投稿をご覧ください)

次に勉強方法やfacebookの有効な使い方、役に立つサイトなどについての質問がありました。(明日投稿する予定です。しばらくお待ちください)

2011年4月6日水曜日

福島原発の映像

3月11日以来、いろいろありましたが、やはり一番気になるのが、放射能の影響ですね。

外国の報道からは日本のテレビだけでは得られない情報も得られるようです。

遅ればせながら今朝見つけた下記のサイトではウェブカメラで撮影した福島原発の映像を常時公開しています。

福島原発の映像