3月25日から28日まで慶応の日吉キャンパスで日本化学会の年会が開かれました。
早稲田の国吉先生らが開発されたコーパスの発表を聞き、大変感銘を受けたのでご紹介します。
その名も JECPRESE
阪大のマスターの学生さんが行った口頭発表(日本語)や来日した外国の先生がたの口頭発表(英語)アメリカの大学の学生さんによる口頭発表(英語)を解析したデータベースです。
使い方は簡単
知りたい単語(例えばexperiment)を検索窓の中に入力し、searchボタンを押すだけ。
experiment / experimental / experimentally / experimentation などの単語を含むフレーズが出て来ます。
これは日本語でも同じで「実験」と入力しボタンを押すと
実験から/実験で得られた/実験には/実験装置は/実験結果を。。。などなど「実験」を含むフレーズがずらっと出てくる。
その他セクション(Start/ Introduction/ Materials and Methods/ Results and Discussion/ Conclusion/ Ending/ Question & Answer)毎に、あるいはムーブと呼ばれる意味のまとまり(Acknowledgments/ Audience orientation/ Background/ Description/ Evaluation/ Explanation/ Further research/ Gap/ Implication/ Overview/ Procedure/ Present Work)ごとに検索することも可能です。
セクションの例としては、例えばStart(Sにチェックを入れる)で検索すると、
Good morning everyone. / My name is NAME SURNAME. / Hello and welcome to the TITLE presentation.....などなどプレゼンテーションのスタートに使われたフレーズがずらっと出て来る。
またムーブのAcknowledgments(Ackにチェックを入れる)で検索すると、
I would like to thank Dr. NAME SURNAME, our.../He helped us with everything from design to ....などなど謝辞の例がずらり。
英語のプレゼンテーションの準備をするのに役立つのはもちろんですが、日本語の口頭発表の原稿を作るときにもとても役に立ちそうですね。
国吉先生からの快諾を得て、早速リンクを張らせて頂きました。
このコーパス、口頭発表の原稿に悩む学生さんたちの強い味方になりそうですね!