マラウィシクリッド(Lake Malawi cichlids)はマラウィ湖(アフリカ,マラウィ共和国)に生息する美しい熱帯魚
今日は,その赤ちゃんのエクササイズをご紹介!
生まれたばかりの赤ちゃんが,ほら,一生懸命口をパクパクさせています!
(1分間に260回という超高速!)
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なんのために?
実は,この運動でその後の魚の顔つきが変わるそうなのです.
口パクをたくさんすると,あごが短く,口の開け閉めに重要である後関節突起(retroarticular process)が長くなる.これは,岩の表面の海藻が食べるのに便利.
種類によっては,魚の赤ちゃんがあまり口パクをしないので(1分間に180回) ,あごが長く,後関節突起が短くなりますが,こちらは,餌を口の中に吸い込むのに便利です.
興味深いことは,赤ちゃんの口パク運動するときに,研究者が手を出すと,魚の骨の形が変化したこと.ちょうど遺伝子による変化と同様の変化が起こった.つまり,魚はDNAだけでなく,環境の影響も受けているのだってことがこれから示唆されたのです.
生まれ(DNA)が大事か,環境(environment)が大事か,とよく議論されますが,マラウィシクリッドの赤ちゃんにとっては両方大事なんですね!
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