夜になると大声で「コキー」と鳴く,指先ほどの大きさのコキーコヤスガエル(Coquí frog).
彼らはプエルトリコでは国獣ですが,ハワイでは侵入生物種(invasive species).
虫を食べるコキーコヤスガエルの存在は,同じく虫を食べるハワイの鳥達に影響を及ぼすのではないか?という疑問から,このほどコキーコヤスガエルが生息する地域15か所と生息しない地域15か所を比較する研究が行われました.
その結果,在来種の鳥には変化がなく,外来種の鳥は,コキーコヤスガエルが生息している地域の方が,むしろ繁殖していることがわかりました.
在来種の鳥には変化がない理由を研究者らはこう考えています.
コキーコヤスガエルは森林の落ち葉にいる虫をあさりますが,在来種の鳥は森の上層部で餌をあさるため,彼らは競合しないのです.
では,外来種の鳥が,コキーコヤスガエルが生息している地域で繁殖している理由は何でしょう?
60-Second Scienceを聞く(コキーコヤスガエルの鳴き声入り)
答え 彼らはコキーコヤスガエルそのものを食べるから.
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