2017年12月12日の本ブログでご紹介したコビトマングース(ビデオ)がさらに詳しくポッドキャストになりました.
群れの一部は見張り役.見張り役が警告を発してくれるおかげで,残りのメンバーは安心して餌をあさることができます.
ところで,彼らは協同繁殖(cooperative breeding)を行う動物なので,グループの中で子を産むことができるのは繁殖ペア(breeding pair)に限られています.
例えば,その群れの中でなかなか繁殖ペアの位置にまで登ることができない序列が低いオス(メス)のマングースは,群れを出て,若いオス(メス)が少ない別のグループに参加することで,繁殖ペアになれる確率が高まります.
新しく群れに加わったマングースは平均で5か月が過ぎる頃,群れのメンバーと同様に見張りとして働き始めます.
そして最初のうちは無視されることが多かった彼らの発する警告も,次第に信頼されるようになり,新参者たちは完全に群れに溶け込むのです.
60-Second Scienceを聞く(マングースたちの警告音声つき)
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