オキアミ(krill)が海中のマイクロプラスチックを食べると,その消化器官がちょうどすり鉢とすりこぎのような仕組みで,それをさらに小さな粒子へとすりつぶします.
このほど研究者らはオキアミの体内や糞中の「消化されたマイクロプラスチック」を調べました.
すると,粒径32ミクロンのマイクロプラスチックはオキアミによってすり潰され,およそ20分の1以下のさらに小さな「ナノプラスチック」断片へと変化することがわかりました.
これは嬉しくない出来事です.
というのも,他の海洋生物がそれと気づかないままに汚染物質(pollutant)であるマイクロプラスチックを消費し,体内に蓄積し,有毒な作用を及ぼす可能性が増すからです.
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