2018年6月19日火曜日

ビール瓶の色と中のビールの味との関係(ビデオ)

日本のビールは大抵茶色い瓶に入っていますが,海外のビールには,無色(メキシコのコロナビール)や緑色(フランスのクローネンブルグ)の瓶入りのビールがあります.

さて,そのボトルの色と中身のビールのお味との間に何か関係があるのでしょうか?
まずはビデオをご覧ください.

ビデオを見る

いかがでしたか?

それではここで3つの質問にお答えください.

1)瓶の色により,ビールの味は影響を受けますが,それは瓶を透過した光により,ビールに含まれている成分が化学反応を起こし,匂いの強い新しい化合物が生じるからです.
それではビールを一番光から守ることができるのは何色の瓶?

 a) 無色
   b)  緑
 c) 茶色

2)ビデオの中に登場した化学物質の中で一番臭い(スカンクの屁に似た匂い)のは次のどれ?

 a) Iso-Alpha-Acid
 b) Oxy-Radical
 c) 3-methyl-but-2-ene-1-thiol (3MBT)

3)ビデオでは光による変化(臭い匂い)を完全に減らしたかったら,どんなビールを飲めばよいと言っていますか?

 a) レモン(ライム)を入れたビールを飲む
 b) 生ビールを飲む
 c) 缶ビールを飲む

解答はこの下に






















解答

1)c) 茶色の瓶
2)c) 3-methyl-but-2-ene-1-thiol (3MBT)
3)c) 缶ビールを飲む (ビール大好きの私としては,個人的には生ビール!と思うのですが,ビデオには生ビールは登場していませんでしたね.)

余談です...

緑色の瓶が特徴の「クローネンブルグの1664」はフランスで人気NO.1のビール.ストラスブールで創業したのが1664年だったので,この名が付きました.ちなみにドイツと国境を接するアルザスではワインの他にビールも愛されていて,ストラスブール市内にはマイクロブルワリーが何軒もあり,手軽に地ビールを楽しめます.