日本のビールは大抵茶色い瓶に入っていますが,海外のビールには,無色(メキシコのコロナビール)や緑色(フランスのクローネンブルグ)の瓶入りのビールがあります.
さて,そのボトルの色と中身のビールのお味との間に何か関係があるのでしょうか?
まずはビデオをご覧ください.
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いかがでしたか?
それではここで3つの質問にお答えください.
1)瓶の色により,ビールの味は影響を受けますが,それは瓶を透過した光により,ビールに含まれている成分が化学反応を起こし,匂いの強い新しい化合物が生じるからです.
それではビールを一番光から守ることができるのは何色の瓶?
a) 無色
b) 緑
c) 茶色
2)ビデオの中に登場した化学物質の中で一番臭い(スカンクの屁に似た匂い)のは次のどれ?
a) Iso-Alpha-Acid
b) Oxy-Radical
c) 3-methyl-but-2-ene-1-thiol (3MBT)
3)ビデオでは光による変化(臭い匂い)を完全に減らしたかったら,どんなビールを飲めばよいと言っていますか?
a) レモン(ライム)を入れたビールを飲む
b) 生ビールを飲む
c) 缶ビールを飲む
解答はこの下に
解答
1)c) 茶色の瓶
2)c) 3-methyl-but-2-ene-1-thiol (3MBT)
3)c) 缶ビールを飲む (ビール大好きの私としては,個人的には生ビール!と思うのですが,ビデオには生ビールは登場していませんでしたね.)
余談です...
緑色の瓶が特徴の「クローネンブルグの1664」はフランスで人気NO.1のビール.ストラスブールで創業したのが1664年だったので,この名が付きました.ちなみにドイツと国境を接するアルザスではワインの他にビールも愛されていて,ストラスブール市内にはマイクロブルワリーが何軒もあり,手軽に地ビールを楽しめます.