2011年3月10日木曜日

新しい本の発売ーペンギン化学辞典(朝倉書店)

2011年2月25日、ペンギン化学辞典が朝倉書店より発売されました。これは定評あるペンギンの辞典シリーズの一冊“Chemistry(Third Edition)”(2003年)の完訳版です。翻訳は森幸恵さんとご一緒に私が担当し、山崎昶先生がご監訳くださいました。森さんと私の名前は「監訳者のあとがき」の中にちょこっと載っています。山崎先生には同じく朝倉書店より2006年12月5日に発売された「化学の世界」(アマゾンの頁)でも大変お世話になりました。


本の詳細を知る

2011年3月8日火曜日

科捜研で行なっていること---3月17日朝4時からのWebinar

3月17日朝4時からまたACSのWebinarが開かれます。
タイトルは「Chemistry in the Crime Labs」
いわゆる「科捜研」で行なっていることを英語で解説。
どなたでも申し込みができます。
ご興味のある方は下記のリンクから是非どうぞ!

申し込み登録先

2011年2月24日木曜日

Fundamentals of Effective Scientific Writing(ご報告)

以前にこのブログでもご紹介したアメリカ化学会(ACS)のオンライン無料レクチャーが終了しました。2月4日の朝4時という時間でしたので、起きるのがちょっぴりつらかったのですが、明るい語り口で、わかりやすく楽しいレクチャーでした。論文を書くときは受け身を多用するというこれまでの定説を覆し、能動態を使うよう勧めるなど、参考になることがいろいろとありました。

当日聞き逃した方は下記のサイトでレクチャーをU-tubeでご覧になれます。
当日のパワーポイントもダウンロードできます。

当日のレクチャーを聞くにはここから

2011年2月2日水曜日

アメリカ化学会から届いたマグカップ

昨年ボストンで行われたアメリカ化学会の年会に初めて参加するにあたり、アメリカ化学会に入会したのですが、きょう「Happy Anniversary」とプリントされたマグカップが届きました。
裏には大きなHの記号と共にHydrogenの解説がプリントされています。
一部をちょっと紹介します。

「In fact, 98 percent of the known universe - most notably the sun and stars - consists of hydrogen.」

私たちの体ばかりでなく、宇宙そのものがほとんど水素からできているのですね。

たった一個のプロトン(陽子)とたった一個のエレクトロン(電子)からなる、すごくシンプルな元素。

水素ってすごい!

2011年1月28日金曜日

アメリカ化学会が無料の英文ライティングのセミナーを開催!

アメリカ化学会からのメールに2月3日インターネット上で英文ライティングのセミナー(無料)を開催するというお知らせがありました。

日本時間に換算すると、2月4日の4:00 - 5:00 a.m.
ちょっと朝早過ぎるけど、英語でライティングについて学ぶいいチャンスです。
ご興味のある方は下記のサイトから登録してみてはいかがでしょうか?

オンラインで質疑応答などもあるようです。

英語によるライティングのセミナー

2011年1月15日土曜日

理科の辞典、売れ行きが好調

昨年6月に朝倉書店から発売された「理科の辞典」がおかげさまで売れ行き好調とのこと。化学の項目を担当した私としては、うれしい限りです。

A4サイズとやや大判ですが、260頁と辞書よりは薄いこの本の中に、物理、化学、生物、地学など高校レベルの基本科目から生態学や遺伝といった分野までの用語(およそ3000語)が関連図版と共に解説されています。


こちらのサイトで立ち読みもできます。

理科の辞典

2010年11月8日月曜日

I am the researcherと名乗るとき。

研究者が「あなたの職業は?」と聞かれたら、「I am a researcher.(私は研究者です)」と答えると思います。

では、いったいどんな時に「I am the researcher.」と「the」を使うのでしょう?

これはある日本人の先生から最近うかがった実話です。

その先生が若いころ外国で学会に参加されたとき、偶然有名な外国の先生方お二人とご一緒に車で会場に行くことになりました。

若い彼は助手席に、年配のお二人は後部座席に。

車が出発すると、後ろのお二人は何とその先生が最近発表した論文の話を始めたのでした。

A先生「この著者を知っている?」

B先生「いや、知らない、まだ若い人みたいだね。」

という話を聞いていた彼は、おもむろに後ろを振り返り、「I am the researcher.」(私がその研究者です)

とおっしゃったとか。いえ、礼儀正しい先生のことですから、ちゃんと車を降りてから丁寧にご挨拶なさったことと思うのですが、「I am the researcher.」というフレーズはまさにそういう場面にこそ、ぴったりなのです。

日本人にとって冠詞は永遠の課題、と言ってもいいかもしれません。

「a」と「the」の違いで、こんなにもニュアンスが違う、という一つの例でした。