2014年1月24日金曜日

グラフェンー21世紀に発見された奇跡の物質

今日ご紹介したいのは、グラフェンのビデオ。
鋼鉄の200倍という強さを持つ一方で、マーガレットの花びらを押しつぶさないほど軽い。


グラフェンは2004年に初めてグラファイトから作り出されましたが、未だに大量生産ができません。一つの可能性として電気分解を用いてあるイオンをグラファイトに押し込み、グラフェンの層をはがすという研究がなされていますが、さてここでクイズ。

使われているのは次のどのイオン?

1)ナトリウム
2)リチウム
3)ルテニウム

答えは下記



















答えはリチウム(lithium) 

リチウムという発音はドイツ語で、英語の発音はリシウム(シは舌を上の歯の裏にあてて発音します)。ちなみにドイツ語も同じスペリングです。


2014年1月19日日曜日

Scientific American今週の特集記事:渡り鳥はV字型のフォーメーションで最大限の省エネを実現

ホオアカトキを使ったフィールドワークの結果が1月15日のNature誌で発表されました。

記事(ビデオ付き)を読む

これまでも鳥がV字型の隊列を組んで飛ぶのは、空気力学を利用して(後から飛ぶ鳥がエネルギー的に得して)いるのではないか?という説が提唱されていましたが、そのためには、極めて精密に、鳥たちが互いの位置関係をコントロールする必要があるため、そこまでの技があるのかと、この説に疑念をもつ科学者も多かったそうです。

今回、鳥の背に装着したデータロガー(測定値などのデータを時刻と共に記録する装置)の解析結果から、鳥たちは正しい位置に身を置くだけでなく、翼の羽ばたきのタイミングまでを大変正確に合わせていることがわかったとのこと。

ビデオもとても美しく、一見の価値ありです。

2014年1月17日金曜日

触覚をもったロボットーより人間らしく動くために

今期の授業ではロボットを取り上げたので、このニュースに興味を持ちました。

人間のような動きを可能にしたのは"Sense of Touch"
人工皮膚による触覚をもったロボット(アーム)は、周りへ及ぼす圧力を最小にしながら動くことができます。

ビデオを見る

それにしても、袋の中をさぐっているのが、ロボットの腕だとはとても信じられませんね。

さて、実際の授業で取り上げたのは、麻痺した機能を補ってくれるRobotic legでした。
その他、Robot suitなどこの分野の進展にはめざましいものがあります。
ご興味のある方はCyberdyne社のサイトをご覧ください。

ロボットスーツHALを開発したCyberdyne社のサイトへ行く

2014年1月16日木曜日

2014年が始まりました

新しい年が始まり、もう2週間が経ちました。みなさんいかがおすごしですか?
最近はすっかりブログの更新をさぼっておりましたが、新年を迎えもう少し真面目に取り組もうと思っている 宮本です。

さて、今朝はScientific Americanのおなじみ60-Second Scienceが興味深かったのでご紹介します。

朝の一杯のコーヒーは単に目を覚ますためのものではない、記憶力を高める作用があるという内容です。

60-Second Scienceを聴く


コーヒーは苦手、という方はもちろん紅茶でも、緑茶でも大丈夫。(そういう私も今紅茶を飲みながら、これを書いています。)

さて、最後の1行。相変わらず「しゃれ」ていますね!(うーん、わからない、という方はどうぞこの頁の下をご覧ください。)

























Get the picture わかりましたか?
The study subject did. The study subject(この実験に参加した被験者)はできました(文字通り、絵を見て同じかどうかを判断した、のとかけている)。