この10年,世界中でミツバチの数が激減しており,大きな問題になっています.
殺虫剤,栄養不良,病気,気候変動,住むところが減少している,などなど,その原因は様々なのですが,中でも一番大きな理由はミツバチに寄生するダニの存在.
その名も ミツバチヘギイタダニ(Varroa mite)
このダニはミツバチ成虫のみならず幼虫や蛹に寄生し,その体液を吸い,ウィルスを媒介します.
羽が奇形の飛べないハチが生まれたり,そもそも蛹から成虫になれなかったり...
殺虫剤は当初有効ですが,すぐに耐性を身につけるため,このダニの退治は困難を極めていました.
そこに新しく登場したのがキノコを活用するというアイディア.
ミツバチには無害で,ダニを殺す成分を持つキノコの抽出物を与えたところ,ダニが減少し,ハチの寿命が延びるなどの効果が得られました.
今後はさらに大規模な実験が予定されており,大きな期待が寄せられています.
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