2017年の締めくくりにお届けするのは,この地球で一番うるさい魚.コルビナの立てる大音響のお話.
さて,コルビナってどんな魚かというと...
毎年春になるとカリフォルニア湾の北部,コロラド川デルタに集まり,3か月の間,1週おきに2,3日の間引き潮とともに産卵を続ける.
その間雄は浮き袋の周りの筋肉を動かし浮き袋を反響させて「コルビナ・サウンド」と呼ばれる音を発します.何十万匹もの魚が発する音の大きさといったら...
ロックバンドのステージから1mの場所で聞こえる音量よりも大きい...この星の水中の生物が生み出す最大のノイズ...
それは,イルカの聴力にダメージを与えてしまうほどの威力...
そんなコルビナは実に美味しいお魚で,揚げたり,焼いたり,タコスに挟んだり...
人間に乱獲され,この音が聴けなくなってしまうのは寂しい限り.
これからも元気でいてね!
60-Second Science(コルビナの大音響)を聞く
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