2021年1月27日水曜日

スズメバチの襲撃から巣を守るためにミツバチが利用するのは?


今日は久しぶりに60-Second Scienceのポッドキャストをご紹介します。

2021年1月11日に発表されたこの録音、ナレーターはJason G. Goldmanさん。

ゴールドマンさんのナレーションはかなりゆっくりなので聞き取りやすいと思いますが、ミツバチの羽音に続くヘザー・マテラさん(米国ウェルズリー大学の生物学者)のコメントは少し手強いかもしれません。

それでは、音声を聞いて、次の3つのクイズに答えてください。(答えは下に)

1)この研究が行われた場所はどこ? A 日本 B ベトナム C 米国

2)ミツバチがスズメバチの襲撃を避けるために巣に塗りつけるものは何?

  A 水牛や鳥のふん B クモの糸 C 花の蜜

3)スズメバチをやっつける手段としてミツバチが行う「大勢で取り囲み、中心のスズメバチを酸欠と加熱により殺す」ことを何と言っていた?

  A  Cooking     B  Choking     C Creating a heat ball

60-Second Scienceを聞く

単語リスト

honey bee    ミツバチ
hornet           スズメバチ
invade           侵入する
hive              ミツバチの巣
choke            窒息させる
larva             幼虫

















解答 1)Bのベトナム 2)A の水牛や鳥のふん 3)C の Creating a heat ball



2021年1月7日木曜日

ボストン・ダイナミクスのアトラス、スポット、ハンドルが繰り広げるダンスシーンは必見!2021年1月4日付けSmartNewsより

まずはこのダンスをYoutubeでご覧ください。

YouTubeを見る

個人的には1分40秒あたりの黄色い犬型ロボットのバレリーナのような足捌き(bourre)に魅了されました。(ところで彼はすでに2018年のビデオでダンサーデビュー。ランニングマンのステップも公開しています。)

さて、このスポットには長い蛇のような首がありますが、これは実はドアを開けるために改良されたもの。

ちなみにお値段は75,000ドル(770万円)(2020年6月)とか。

これらのロボットは産業用(箱を運搬する)や危険な現場での作業用などに開発されたものですが、ここまで来ればエンタテーナーの将来もありそう。人間の身体では生み出せない美しいステップを見てみたい、と思うのは私一人でしょうか?

SmartNewsの記事を読む


2021年1月4日月曜日

二酸化炭素を鉄触媒と反応させて航空機のジェット燃料を作り出す!2020年12月31日付SmartNewsより

Wolf Craft via Me Pixels under CC0

今日、航空機のジェットエンジンが排出する二酸化炭素の量は、全世界の輸送関連二酸化炭素放出量の12%を占めています。

二酸化炭素は言うまでもなく気候温暖化の原因ですが、これを原料にして、ジェット燃料を作り出すことができれば?

実は、二酸化炭素から燃料を作り出す試みはこれまでも行われているのです。が、それにはコバルトなどの希少で高価な金属が必要でした。今回の研究の強みは安価で大量に存在する鉄を使用していることなのです。

2020年12月にNature Communicationsに発表された論文によれば、ステンレス製の反応容器に二酸化炭素、水素、クエン酸、マンガン、カリウム、そして鉄触媒を入れ、加圧加熱下で20時間反応させることにより、二酸化炭素の38%をジェット燃料(および水、エチレン、プロピレンなど役に立つ副生物)に変換することに成功しました。

現在はまだ実験室での研究段階で、得られた燃料も数gに過ぎませんが、今後スケールアップに成功すれば、カーボンニュートラルな空の旅につながることでしょう。