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2017年12月18日月曜日

ダーク・ファイバーを利用し,地震の早期警告システムを改善する

地震の際の揺れの計測にはこれまで地震計(seismometer)が使われてきました.

地震計は極めて高性能ですが,高価なため,設置されている箇所には限りがあります.

そこで,光ファイバーを利用し地震をモニターしようという試みが始まりました.

これまでにアラスカのフェアバンクスと湾岸エリアに研究者らが設置した光ファイバーを使用した実験では期待できる結果が得られています.

彼らの将来の目標は,埋設されているもののまだ使用されてない,いわゆるダーク・ファイバーを利用することです.ダーク・ファイバーはアメリカ国内の多くをカバーしているばかりでなく,海盆(ocean basin)も超えて伸びています.

海底はこれまでの地震計による研究が難しかった領域です.またこれまで様々な制限があった沖合にある火山の活動もファイバーの利用により,より簡単に早く行うことができるでしょう.海底で発生する地震の早期警告システムの改善にもつながるでしょう.

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