2018年7月30日月曜日

Amazing Images:今週のベストサイエンスフォトより(その2)

さて,引き続き,本日届いたLiveScience Essentials(メルマガ)のAmazing Images: The Best Photos of the Weekより珍しい写真のご紹介です.

巨大ナマコ(giant sea cucumber)のウンチの映像
(上から3枚目の写真)

映像だけかと思いきや,ビデオも...
(ただし,このビデオ相当衝撃が大きいので,お食事中の方はご覧にならないようにお願いします.)

ビデオを見る

海底に潜らないと見ることのできない貴重な映像ですが...ちょっとキモイ...かも.

それにしても,体外に出されたウンチと,体の周りの砂の区別がほとんどつかないほど,この二つの色はよく似ていますね....





Amazing Images:今週のベストサイエンスフォトより(その1)

本日届いたLiveScience Essentials(メルマガ)のAmazing Images: The Best Photos of the Weekを見ていたら,またアフリカ象が登場していることに気がつきました.


「また」と書いたのは7月24日のブログ「象と人間がもっと平和に共存するために,利用したのは意外な昆虫」でご紹介したのと同じテーマだったからです.

ちっちゃなネズミを前に大きな体を縮こめているゾウというのは漫画の中によく登場するシーンですが,実際にゾウが怖がる小さな動物とは...ミツバチ.

さてそれではここでクイズです.

1)ミツバチは危険を感じ取るとある化学物質を放出します.その化学物質とは?

 a) フェロモン b) アミン c) テルペン

2)人間は感じ取ることのできないこの化学物質をゾウは感じ取ることができ,その結果ゾウが取る行動とは?

 a) 激しく怒る b) 怯えて震える  c) 匂いのある場所には近づかない


英文の記事を読む



















解答:
1)a) フェロモン(pheromone)
2)c) 匂いのある場所には近づかない

2018年7月24日火曜日

象と人間がもっと平和に共存するために,利用したのは意外な昆虫

アフリカやアジアで,インフラや農作物に被害を与えたり,他の動物の住処を荒らしたりする象は,そのために人間に殺されてしまうこともあり,人間と象が共存できるために,象を重要な場所に近づけない工夫が模索されています.

さて,研究者らは,このほどある昆虫を利用して象を遠ざける方法を報告しました.
その昆虫が発する警報フェロモンそっくりの化学薬品を使って,嗅覚の優れた象を追い払うことができるかどうか,南アフリカの国立公園で実験したのです.

さて,ではここで質問です.

1)今回の研究で使用された警報フェロモンを出す昆虫とは次のどれ?
   a) 蟻,b) 蜂, c)アブラムシ

2)実験では象の水飲み場の周囲に,警報フェロモンを染み込ませた「A」と何の処置もしていない「A」を吊るし,象の反応を観察しました.好奇心の強い象たちはフェロモンを含んでいない「A」はおもちゃにして遊びましたが,フェロモンを含んだ「A」に近づくと困惑と不安な表情を浮かべ,最後は後ずさって行ったのでした.
非常に身近なある品物「A」とは何?
  a) ハンカチ b) ソックス c) バナナ


60-Second Scienceを聞く
















解答)1)b の蜂
   2)b のソックス

ケニアの農家の人たちは昔から,生きた蜂の巣を吊るすと象は寄ってこないことを知っていました.象の鼻はとても感受性が強いので,象は鼻を蜂に刺されるのが大嫌いだからです.

ところで,警報フェロモンとは蜂の巣が襲われた時,蜂たちが襲ってきた動物を攻撃する際に発する物質です.嗅覚の発達している象は警報フェロモン(に似た化学物質)を嗅ぐと,近くに攻撃しようと思っている蜂が存在する,と考えるのでしょうね.






2018年7月23日月曜日

海面が上昇するとインターネットは水浸し?

今日ご紹介するのは 2018年 7月 20日 付けで発表されたScientific American のポッドキャスト 60-Second Science.

タイトルは「Sea Level Rise Could Inundate the Internet」
海面が上昇するとインターネットが水浸しになるかもしれない...というお話です.


アメリカの状況を元にした解説ですが,同様のことは世界各地で起こりそうです.

ウィスコンシン大学マジソン校の生物地球化学者によると既に海面上昇は始まっており,「A」「B」「C」などの 沿岸の大都市ではインターネット接続にとって大問題となるとのこと.

米国海洋大気庁(NOAA)の予測に基づき,計算したところ,このままでは15年後には,「D」マイルの光ファイバーが水に沈み,「E」のインターネットハブが水に囲まれてしまいそうです.

今回の研究結果は今週モントリオールで開催された応用ネットワーキングリサーチワークショップにて発表されました.


さて,ここで問題です.

上記の「A」「B」「C」に入る都市名,「D」「E」に入る数字を次の中から選んでください.

A ホノルル ニューヨーク シカゴ   
B アトランタ ボストン シアトル
C マイアミ フロリダ ロサンジェルス
D 410  4100  41000
E 1100 11000 110000

60-Second Scienceを聞く
























解答 A  ニューヨーク B シアトル  C マイアミ  D 4100  E 1100





2018年7月22日日曜日

海辺で殺される...10の方法とは?

夏 真っ盛り!

日本は例年にない猛暑に襲われていますが,こんな時海に行きたーい,と思う方も多いのでは?


ところで,今日届いたLiveScience Essentials(メルマガ)を読んでいたら「10Ways the Beach Can Kill You」という記事が目にとまりました.

「浜辺であなたが命を落とす10の可能性」とは物騒ですが,気になりますね.

写真付きの英文記事はこちらから

10の方法(日本語訳)はこのページの下部に








































1)熱射病 2)津波 3)アオコ(赤潮) 4)サメ 5)離岸流 6)クラゲ  7)日光皮膚炎(強い日焼け) 8)汚染 9)ゴミ 10)崩れ落ちる砂の穴

2018年7月21日土曜日

玉虫色は捕食者の目をくらませる!

玉虫色とは見る角度によって金緑から金紫まで様々に変わる光る色を指し,英語では「iridescence」と言います.

自然界にはこの玉虫色を持つ生物の例がたくさんあります(甲虫や蝶,さらには虹色に輝く羽を持つ鳥など)が,キラキラと光輝くこの色は実に捕食者から身を守るのに役立っている,という報告が最近なされました.

さて,この論文の中で,著者らはある動物を使って玉虫色の実験をしています.
その動物とは次のどれ?

60-Second Scienceを聞く

1)マルハナバチ(ミツバチ)
2)カエル
3)アリ

さてこの研究はさらに今後私たちの生活に応用される予定です.ズバリ,カモフラージュの方法に関してなのですが,その実験で使われている動物は次のどれ?

1)鳥
2)魚
3)クマ


論文(英語)を読む
































解答
最初の答えは1)のマルハナバチ(ミツバチ)
次の答えも1)の鳥