1日の大半を眠って過ごすコアラ.
このユニークな動物のこれまでわかっていなかった謎がゲノム解析により解明されました.
ユーカリの葉だけを食べて生きているコアラですが,このユーカリは毒性があるので,コアラの真似をしたら,ほとんどの哺乳類は死んでしまうでしょう.
では,なぜコアラはユーカリを食べても平気なのか?
ゲノムを調べたところその鍵はCYP2C遺伝子とTAS2R遺伝子にありました.
CYP2C遺伝子がユーカリの毒を分解するのを助け,TAS2R遺伝子のおかげでコアラはユーカリの葉の中でも一番毒素の少ないものを選ぶことができるのです.
そのほか,免疫システムについても新しい知見が得られたので,将来のクラミジアワクチンの開発につながるでしょう.
ゲノム解析は,コアラの理解にとどまらず,今後彼らがますます健康で,幸せに,のんびりと生きていくために役立つことでしょう.
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