2018年5月5日土曜日

食物繊維の豊富な食事は有害バクテリアから私たちを守ってくれる

クロストリジウム・ディフィシレ (Clostridium difficile)は下痢や腹痛,炎症を引き起こし,院内感染などで広がる恐れのある病原菌で,毎年全世界で何万人もの死者が出ています.

このほどカリフォルニアのスタンフォード大学医学部の医師らがマウスを使って実験したところ,食物繊維の豊富な食餌をあたえられたマウスが平均2週間以内にこの菌を腸管から排出できた一方で,食物繊維が少ない食餌をあたえられたマウスでは菌が蔓延ってしまったことがわかりました.

これは食物繊維の豊富な食餌が腸管に存在する「善玉菌」にプラスの作用を及ぼすためと考えられています.

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