今日届いたABC Scienceのニュースレターを見ていたら Top Science Stories の中に「Moon is wetter than we thought ... 」という見出しが.
あれれ?これどこかで聞いたことがあるフレーズ...
と,思って記憶を辿ると...
2009年に配信された「60-Second Science」(ポッドキャスト) "Water on the Moon" の中のフレーズでした.
アポロ宇宙船が持ち帰った「月の石」には水が含まれていなかったので,月には水がない,とされていたが,2009年のScience誌に発表された論文により,月の表面には水が存在することがわかった,という内容でした.
Water on the Moon を聞く
月の表面の50%を占める酸素(O2)と太陽風に含まれる水素(H2 )が反応して月の表面で水が生じる.
O2 + 2H2 → 2H2O
エンディングに「ムーン・リバー」がかかる,このおしゃれなポッドキャストは私のお気に入りの一つです.
しかしそれでもまだ,サハラ沙漠よりも水分含有量は少ない,とされていた月なのですが,今回,さらに大量の水が月に存在することがわかったそうです.
ABC Scienceによると
「月は思っていた以上に地球に似ている!将来月に移住するという夢も現実味を帯びてきた...」とのこと.
記事を読む
月の表面は明るいグレーの部分と暗いグレーの部分に分かれていますが,この黒っぽい部分は新たに火山性の溶岩が流れた部分.
そこには,月の内部(マグマ)由来の水(H2O)が大量に含まれているのです.
これまで資源がない,と思われていた月でしたが,水から酸素や水素を得ることができるので,将来の宇宙開発の基地として利用できる可能性も生まれてきました.
なんだかロマンチックですね.
早速今晩空を見上げて,月の表面のダークグレーの部分を確認してみたくなりました.
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