今日は7月21日に配信された Scientific American の Daily Digest から面白いビデオをご紹介します.
たくさんのヒアリ(fire ant)が集まり,自分たちの体で,塔のような形を作り上げています.
彼らには,仲間の重みで自分が押しつぶされないための(荷重を均等に分散する)簡単なルールがあるのです.
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彼らの振る舞いは,まるで固体のようだったり,流れる液体のようだったり,
高い塔を作っても,底辺にいる蟻を押しつぶすことはない.
中央の調整係のような存在はないのに,極めて高度に組織されている.
それはヒアリが一匹づつ,簡単なルールを守っているから.
その1 塔を作るときには,互いにしっかりつかみ合う.
その2 つぶれそうになったら,手を放す
その結果,弱い部分,荷重過多の部分は,はがれて落ち,
つりがね型のきれいな塔ができ,
それぞれの蟻にかかる荷重は均等.
まるでエッフェル塔を思わせる構造!
この塔のおかげで蟻たちは雨をしのぎ,
狭い場所から抜け出すことができ,
筏(いかだ)を作ることができる...
この発見は,小さなロボットのプログラミングに応用されている,とのことでした.
今ニュースになっている,ヒアリ.刺されると大変ですが,意外なところで,研究者の役に立っているのですね.
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