2017年7月23日日曜日

ビデオ:Fire Ants(ヒアリ)が集合して作り出す構造はエッフェル搭にそっくり!

今日は7月21日に配信された Scientific American の Daily Digest から面白いビデオをご紹介します.

たくさんのヒアリ(fire ant)が集まり,自分たちの体で,塔のような形を作り上げています.

彼らには,仲間の重みで自分が押しつぶされないための(荷重を均等に分散する)簡単なルールがあるのです.

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彼らの振る舞いは,まるで固体のようだったり,流れる液体のようだったり,

高い塔を作っても,底辺にいる蟻を押しつぶすことはない.

中央の調整係のような存在はないのに,極めて高度に組織されている.

それはヒアリが一匹づつ,簡単なルールを守っているから.

その1 塔を作るときには,互いにしっかりつかみ合う.
その2 つぶれそうになったら,手を放す

その結果,弱い部分,荷重過多の部分は,はがれて落ち,
つりがね型のきれいな塔ができ,
それぞれの蟻にかかる荷重は均等.

まるでエッフェル塔を思わせる構造!

この塔のおかげで蟻たちは雨をしのぎ,
狭い場所から抜け出すことができ,
筏(いかだ)を作ることができる...

この発見は,小さなロボットのプログラミングに応用されている,とのことでした.

今ニュースになっている,ヒアリ.刺されると大変ですが,意外なところで,研究者の役に立っているのですね.

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