ご存知の通り光合成は光エネルギーを使って水と二酸化炭素からブドウ糖を作り出すプロセスで,地上のすべての生命を支えてくれている重要な化学反応です.
ところで,光合成は実はあまり効率が良くないのです.
そして,それはRuBisCoと呼ばれる酵素に原因があるのです.
さてそれでは久しぶりにクイズです.
ロンドンのインペリアル・カレッジの生物化学者がRuBisCoの効率を引き上げ(そして最終的には光合成による作物の収穫量を増やす)ために考えたことは次のどれ?
1)RubisCo周辺の酸素の濃度を引き上げる
2)RubisCo周辺の二酸化炭素の濃度を引き上げる
3)RubisCo周辺の水分量を増加させる
60-Second Scienceを聞く
解答)2の RubisCo周囲の二酸化炭素の濃度を引き上げる が正解.
現在はこの二酸化炭素を捕集/放出できる物質の合成に成功している段階ですが,今後さらに研究を進め,将来はこれをちょうど肥料のように,畑にまき,植物中のRuBisCO周囲の二酸化炭素濃度を引き上げ,畑の収穫物を増やしたい,と化学者は考えているのですね.
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