オランウータンは痛みや炎症を和らげるために天然の植物を薬として使っていることがわかりました.
ボルネオ・ネイチャー・ファウンデーションの行動生態学者の研究で明らかになったことです.
この植物は現地の人々も痛み止めに使っているドラセナ・キャントレー(Dracaena cantleyi).オランウータンたちはこれを噛み泡立ててから毛皮に擦り付けて,40分ほどマッサージをしていたのです.
ドラセナ・キャントレーの持つ化学的な性質を調べるため,人工的にサイトカイン(炎症他不快な症状を引き起こす免疫応答)を産生するように調節したヒトの培養細胞に,この植物の抽出物を加えたところ,サイトカインの産生量が抑えられることがわかりました.
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