ハイイロゴケグモ(brown widow spider)は外来生物として現在は日本にも生息している毒を持った小型のクモの仲間です.
このクモのオスにとってセックスは文字どおり命がけ.
というのも,交尾した後,50%の確率でメスに食べられてしまうのです.
ところが,より若い,亜成体(subadult)と呼ばれるメスは交尾の後にオスを食べたりはしないのです.その上,若いメスの方が子供をたくさん生むことができます.
さて不思議なのは,ハイイロゴケグモのオスは命の危険を冒してまでも,年上のメスとの交尾を好むという事実.
今月号のAnimal Behaviorで研究者らは,この奇妙な挙動の理由は明らかではないとしつつも,年増のメスから放出されるフェロモンにその鍵があるのではないか,と考えているようです.
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