スマートフォンやタブレットの認証が数字やアルファベットを入力する時代から指紋や顔認証の時代へと,テクノロジーの進歩は休むことを知りません.
ところで,このほど,低出力ドップラーレーダーを使い,人の心臓の形や,鼓動する際どのように心臓が拡張,収縮するかを解読する装置が開発されました.
これらのバイオメトリック情報によって,本人の認証ができるのです.
このシステムが堅固なのは2種類のバイオメトリック情報を用いているから.
一つは心臓の形.「生物学的」バイオメトリックで,指紋や虹彩と同様に静止画像.
もう一つは心臓の鼓動.これは「行動的」バイオメトリック.動的な過程を分析するので,騙すのは難しい.
これまで100人に試験したところ確度は98%以上だったとのこと.
現在のところ,まだスマートフォンに内蔵できるほど小型ではないとのことですが,将来,スマートフォンを胸に当てて,本人確認をする日が来るのかもしれません.
60-Second Science
0 件のコメント:
コメントを投稿