このたび,初めてカササギフエガラス(Australian Magpie)が同じような行動をすることが報告されました.
Source: Barbara Hardy Centre http://www.unisa.edu.au/barbarahardy/ Photographer: John Hodgson |
ケンブリッジ大学の動物学者たちはある日カササギフエガラスの成鳥の前にキリギリス(katydid)を落としてみました.
この虫は鳥に食べられないように羽の下から苦味物質を分泌したり,苦い味のする液体を口から吐き出したりするので,鳥にとっては美味しくない餌だと言えます.
するとカササギフエガラスはキリギリスを小川の中にポトリと落とし,拾って地面の上に置きました.しばらくするとカササギフエガラスの若鳥がやってきて,キリギリスを水につける動作を繰り返した後,パクリとそれを食べました.
ケンブリッジの研究者たちは,カササギフエガラスが社会的学習を行っているところを目撃したのではないかと考えています.この虫に関して言えば,食べ物を洗うという行為は理にかなっています.
ちょうど良い時と場所にいた幸運.研究者らはこの観察をこのほど論文として投稿しましたが,それは,他の研究者が引き続きこのことを研究してくれると良いな,という期待と,今の時代多くの人がi-Phoneやカメラを持っているので,このような面白い現場に出くわしたら是非その様子を写真などで公開,シェアしてほしいという願いも込めてのことです.
さて,ここで質問です.ケンブジッリ大学の女性科学者の名前は?
1.Drinkwater
2.Birdeater
3.Sweetie
答え:1. 彼女の名前は Eleanor Drinkwater
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