今日はNature Communicationsに2017年9月26日付で発表(オンライン)された論文のご紹介です.
地球に到達する太陽エネルギーの半分は水の蒸発に使われているのですが,すでに水の蒸発を仕事に変換できることは明らかになっています.
水の蒸発により得られる電力は風力発電や太陽光発電によるものに匹敵する上,風力は風が,太陽光発電は太陽光が必要なのに比べ,水の蒸発は絶え間なく生じている,という利点があります.
「Potential for natural evaporation as a reliable renewable energy resource」(信頼出来る再生可能エネルギー源としての自然蒸発の可能性)と題したこの論文によれば,水の蒸発プロセスからは風力の3倍(電力密度)のエネルギーが回収できる可能性があるのです.
Nature Communicationsの解説(日本語/英語)を読む
0 件のコメント:
コメントを投稿