2017年9月6日水曜日

忘れることは退屈から逃れること...

今日の60-Second Scienceのテーマは短期記憶と退屈との間の関係について

このほど報告された研究によると,短期記憶がすぐれている人ほど飽きるのが早いとのこと.

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飽きる速度は人によって大きく異なります.ラジオから流れるポップミュージックを例にとると,何度聞いても飽きずに,その曲をリクエストする人がいる一方で,もう聞き飽きたという人もたくさんいます.

ところで,この「飽きる」という感情は過去に消費したことがらの記憶と関係しているのではないか,と研究者らは考えました.試しにディナーを食べている人に,今日のお昼には何を食べたのかを答えさせると,普通よりも早く食べおわってしまうことがわかりました.

大学生を使って実験したところ短期記憶力と飽きるまでの時間には関係があることがわかりました。記憶力の良い学生ほど飽きるまでの時間が短かったのです.
詳しくはpodcastを聴きください。

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ところで,最後にシンシアが決めたフレーズ,お分かりになりましたか?













forget about it はダブルミーニングで使われています.
一つは,熟語の「心配しないで,気にしないで」という意味で.
もう一つは,forgetの本来の意味で「忘れなさい」(そうすれば退屈な気持ちが消えるから)

















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