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2018年1月31日水曜日

麻酔薬は植物にも作用する!(ビデオ)

麻酔.外科手術になくてはならないもの.

最初の麻酔が行われた1846年から200年も経っているにもかかわらず麻酔作用の詳細はまだ謎に包まれています.

ジエチルエーテル(diethyl ether),クロロホルム(chloroform),ハロタン(halothane),イソフルレン(isoflurane),そして不活性な貴ガスのキセノン(xenon)といった構造的に関連のない多くの化合物になぜ動物を眠らせる力があるのでしょうか?

ところで今「動物を眠らせる」と書きましたが,実は麻酔薬は植物にも作用するのです.

ハエジゴク(Venus flytrap)に麻酔薬を作用させたビデオをご覧ください.

上のビデオが普通のハエジゴクの,下のビデオがジエチルエーテルを嗅がせた(!)後のハエジゴクの刺激に対するリアクションを録画したものです.

ビデオを見る

さて驚くのはまだ早いのです.実は動物,植物のみならずバクテリアやクロロプラスト,ミトコンドリアまで,この星の生物の全ては,この謎のガスによって影響を受けることがわかったのです.

最近ドイツ,日本,チェコ,イタリアの科学者たちによる共同研究で明らかになったことは,植物を利用した実験が,麻酔薬の謎の解明に役立つだろうということでした.

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投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 16:56 0 件のコメント:

2018年1月30日火曜日

心臓病のリスクのある方はインフルエンザにご用心!

インフルエンザの予防注射(flu shot)をお医者さんに勧められた方も多いことでしょう.
ところで,心臓病のリスクが高い高齢者にとっては,予防注射は一層重要のようです.

このほど医学雑誌(The New England Journal of Medicine)に発表された分析によれば,インフルエンザに罹患すると心臓発作のリスクが6倍に増加するそうです.

インフルエンザに罹患した高齢者は,インフルエンザという診断が下りて1週間の間に,彼らが健康な時の平均6倍もの心臓発作を起こしたのです.

ところで,このリスクを高めるウィルスはインフルエンザだけではなく,他にもあることがわかりました.例えばRSウィルス(respiratory syncytial virus)などです.

そこで,この「風邪とインフルエンザのシーズン」を乗り切るための研究者からのアドバイスは,「頻繁に手を洗って,あらゆる呼吸器感染を防ぐ」こと

さてここで質問です.

調査の対象となった高齢者の数は次のうちのどれ?

1)12,000人, 2)20,000人, 3)30,000人


60-Second Scienceを聞く


















解答 2)の20,000人

投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 7:39 0 件のコメント:

2018年1月29日月曜日

野生動物の保護が難しい理由.ライオンとキリンの場合

キリンといえばアフリカのサバンナを象徴する動物.一方,ライオンはアフリカのエコシステムのトップに位置する捕食動物.

キリンもライオンも保護事業の対象となっている動物ですが,同じ保護区域に両者が共存している場合もあれば,ライオンのいない区域で保護されているキリンもいます.

さて,このほど,ライオンとキリンが共存している国立公園では,ライオンのいない保護区域のキリンと比べて,キリンの若い個体の数が減っていることがわかりました.

明らかにライオンが若いキリンを好んで食べてしまうからです.

それではここで,数字に関する質問です.

1)ライオンのいない保護区にいる1歳未満のキリンの割合は何%?
  a) 16%   b)26% c)  36% 

2)ライオンのいる国立公園にいる1歳未満のキリンの割合は何%?
  a)5%  b)15% c)25%

3)ここ30年の間にキリンの数はどのくらい減った?
     a) 20% b)30% c)40%

60-Second Scienceを聞く

キリンが個体数を維持するためには,若いキリンの犠牲を防がなくてはなりません.

解決法としては両者の共存を避ける(つまりライオンを外に出すか,キリンを外に出す)ことが考えられますが,それでも彼らは本当の意味で「野生」動物といえるのか?という疑問も生まれてきます.














解答)1)ライオンのいない保護区にいる1歳未満のキリンの割合は b)の26% 

   2)ライオンのいる国立公園にいる1歳未満のキリンの割合は a)の5% 

   3)ここ30年間のキリンの数の減少は c)の40%

投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 9:50 0 件のコメント:

2018年1月28日日曜日

トタテグモ(trapdoor spider)が獲物を捕らえる瞬間(ビデオ)

クモの嫌いな方や怖いシーンに弱い方は見ないでください.

Trapdoor spider(トタテグモ)(地面の穴に棲み,近くを獲物が通ると,穴の蓋を開けて,飛び出し獲物を捕らえる)がコオロギを捕まえるシーンがビデオでアップされています.

まるでホラー映画を見ているようです....

ビデオを見る

テネシー州ナッシュビルに住むクモ愛好家が飼っているこのクモはメスのAfrican red trapdoor spider. 鋏角(fangs)が下向きなのが特徴で,アフリカトタテグモの仲間にはタランチュラなども含まれるとか.どうりで,獰猛な様子をしています.

ビデオの下の英文記事によるとトタテグモはペットとして愛好されているそうです.

びっくり!


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 11:06 0 件のコメント:

2018年1月27日土曜日

耐性菌に対抗するのは,光で切り替え可能な抗生物質!

2018年1月23日から26日まで開催されたダボス会議

2016年度のノーベル化学賞受賞者のベン・フェリンガ氏とサイエンティフィク・アメリカンのマリエット・ディクリスチーナ編集長が出会いました

フェリンガ博士はディクリスチーナ編集長に現在の仕事についてこう語ったそうです.

光で切り替えることのできる抗生物質の開発を手がけている.
抗生物質の中には光スイッチが組み込まれていて,最初はオフになっているそれに光を当てて抗生物質をオンにする.24時間後,仕事を終えた抗生物質は自動的にまたオフになるのだ....

この抗生物質の素晴らしい点は,バクテリアが耐性を作ることがないこと....

60-Second Scienceでフェリンガ博士が語るのを聞く

ダボス会議でのフェリンガ博士のトーク(マリエット・ディクリスチーナさん司会)を聞く
投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 20:45 0 件のコメント:

2018年1月26日金曜日

地震と月齢の間の関係は?

大きな地震が起こる時は満月...と考える人がいても不思議はありません.

というのも,過去に起こった大きな地震,例えば,

1964年3月27日のアラスカ沖の地震(当時史上2番目に大きい地震)
2004年のスマトラ島沖の地震
2010年のチリ地震...

これらは皆満月の頃に発生したのです.

さらに2016年には日本の地震学者は大地震は新月,あるいは満月のような大きな潮汐応力(tidal stress)を受ける時に起こりやすい(潮汐とは,月などの引力により,海水が周期的に満ち足り引いたりする現象)という意見を発表し,メディアをにぎわせましたが,当時の分析に用いたサンプル数は20に満たないものでした.

そこで,最近大規模な解析が行われました.過去4世紀にわたり,200を超える数の大地震(マグニチュード8以上)の解析が行われたのです.


その結果,大地震と月齢との間には関係がないことがわかりました.


ではここでクイズです.

ポッドキャストの中で「地震の危険を増す要因」として挙げられているものは次のどれ?

1.排水の地下注入
2.石油や天然ガス生産のための水圧破砕
3.河川のせき止め
4.大気汚染

60-Second Scienceを聞く





















解答 1)〜3)のすべて.「ground injection of wastewater, oil and gas production, fracking, and damming up waterways can in some cases cause quakes.」と語っていましたね.


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 6:34 0 件のコメント:

2018年1月25日木曜日

空中に浮かぶイメージは光を使った3Dプリンティング

空中に浮かぶカラフルな蝶々の画像は,一見ホログラムのように見えるけれど,ホログラムではありません.

これは3D立体ディスプレー(Volumetric Display)と呼ばれるもので,ある一定のアングルからしか見ることのできないホログラムとは異なり,あらゆる角度から画像を見ることができるのです.

この画像を作っているのは,レーザー光の中に浮かばせた一個の微粒子.微粒子の移動する軌跡が私たちの目には繋がった1本の線に見えるのです.

現段階ではまだ小さいサイズのものしかできていませんが,解像度は1600 dpiと非常に高いこの画像.複数の微粒子をトラップし,動かすことができるようになれば,すでにSFでおなじみの複雑でインターラクティブなディスプレーへと発展させることができるでしょう.

そんなディスプレーが登場する日が待ち遠しいですね.

ビデオを見る


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 15:36 0 件のコメント:

2018年1月24日水曜日

インフルエンザ万能ワクチンが登場する!?

インフルエンザのワクチンはすでにいくつも開発されていますが,問題は今シーズンに流行するのがどの型のウィルスなのかを予測するのが難しいことにあります.そこで期待されるのがすべてのウィルスに効果のあるインフルエンザ万能ワクチンの開発.

このほど発表された研究によれば,この新アプローチは実験動物では成功を収めたとのこと.さらに多くの人の命を救うことになるのでしょうか?

このほどサイエンスに報告された論文によれば,カリフォルニア大学の研究者らが開発したインフルエンザワクチンは,極めて強力な免疫応答を引き起こすのみならず,現行のワクチンと異なり,Tリンパ球と呼ばれる白血球の強力な反応も刺激するため,より長期にわたり,様々なウィルスから私たちの体を守ってくれるのです.

これまでのワクチンでは死んだウィルスを使っていたため,Tリンパ球の応答を引き出すことができなかったのですが,今回のワクチンでは生きたウィルスを使用し,Tリンパ球の応答を引き出すことに成功しました.

少なくともこのワクチンはインフルエンザの研究で一般に用いられている実験動物(フェレットとマウス)では好成績を収めています.

まだいくつか確認しなければならないポイント(課題)がありますが,毎年インフルエンザの予防接種をする必要がなくなる日がもうそこまでやってきているのかもしれません.

SCIENTIFIC AMERICANの記事を読む



投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 8:30 0 件のコメント:

2018年1月23日火曜日

DNAでできたロボットアームの動画

この小さなロボットアームは,長さ25ナノメートル.外部からの遠隔操縦によって動きます.

硬めの二重鎖DNAからできているロボットアームは,小さなDNAプラットフォームにフレキシブルな一本鎖のDNAにより取り付けられていて,電荷を加えて動かします.

顕微鏡で蛍光信号をキャッチすれば,その位置を追跡することもできます.

プラットフォームから垂直に突き出した短いDNA鎖でアームの動きを止めれば,アームはぐるぐると回る動作のほか,特定の位置の間を行ったり来たりすることもできるのです.

さらに,これまでのDNAナノテクノロジーと比べて動作も格段に速くなりました.

動画を見る


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 13:17 0 件のコメント:

2018年1月22日月曜日

16世紀に流行した伝染病の原因は,ありふれた✖️✖️菌だった!

このほど1545年にミステク族(Mixtecs)(現在のメキシコ南部に当たる土地に住んでいた)の間で流行した,発熱,発疹,目,鼻,口からの出血を伴い,多数の犠牲者を出した謎の伝染病の原因(の1つ)がサルモネラ菌であったことが判明しました.

研究者らは共同墓地から10名の遺体を掘り出し,虫歯の内容物のDNA解析を行ったのです.今までの研究では捨てられていたバクテリアやウィルスのDNAが今回の研究では主役でした.

さてここで質問です.
膨大な情報の中から必要なものを探し出す困難を研究者は何に例えていますか?

1)干草の山から針を探す
2)ざるで水を汲む

60-Second Scienceを聞く























答え)1)の干草の山から針を探す.
生化学者のノーリーン・チュロス(Noreen Tuross)さんは「The difference is the needle in the haystack」と言っています.これは「look for a needle in a haystack」(干草の山から針を探す)を下敷きにした表現ですね.さらに困難であったことを強調して彼女は「This is a much bigger haystack」と付け加えていました.


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 10:24 0 件のコメント:

2018年1月21日日曜日

炭素は宇宙のどこから来たのか?

宇宙に漂うガスの中から発見された1つの化合物.
これが炭素の起源の謎を解く鍵になるかもしれません.

人体の18%を占める炭素は命の源と考えられており,地球上の岩石,大気,海洋にも豊富に含まれています.しかしこの炭素が最初にどのようにして地球に登場したのか,これまではわかっていませんでした.

このたび天文学者は地球から430光年離れた,おうし座分子雲(Taurus Molecular Cloud)と呼ばれるガスの塊の中にベンゾニトリル(C6H5CN)の存在を確認しました.

ベンゾニトリルの中心にあるのは炭素原子6個からなるベンゼン環.これは多環芳香族炭化水素(polycyclic aromatic hydrocarbon,PAH)を形成する元になる化合物です.

科学者の考えでは,PAHは宇宙では極めてありふれた化合物.一方これまで天文学者はまだ一度も宇宙でこのような化合物を見つけることができなかったのです.


今回の発見は,地球のような惑星がどのように炭素を手に入れたのかを解明する第一歩になることでしょう.


ScientificAmericanの記事を読む


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 7:45 0 件のコメント:

2018年1月20日土曜日

薬物耐性バクテリアをやっつけるヒントは私たちの体の中にあった!

薬物耐性バクテリアに対抗するため,毒ガエル,あるいは裏庭に生息している未知のバクテリアなど,さまざまな野生生物から新しい化合物を探そうとしていた科学者たち

彼らが最近発見したのは,私たちの体内に存在する,類い稀なバクテリアキラーの要素

人体にもともと存在するこのペプチドに少々手を加えることで,これまであらゆる薬物に耐性を示していたしつこいバクテリアを一掃できる薬を設計することができました.

現在皮膚の炎症の治療薬としての治験に向けて研究が重ねられています.

人体に存在するLL-37はヒトの免疫応答調節にあずかっているペプチド(アミノ酸が連なった短い鎖)で,バクテリアを殺す能力をもともと備えているのですが,その37個のアミノ酸を24個に減らすことでさらに強力なバリアントを作り出せることがこれまですでにわかっていました.

このたびの研究では,全体の構造は維持したまま,構成要素をランダムに置き換えることでこのペプチドを最適化することに成功したのです.

SCIENCEの記事を読む


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 12:00 0 件のコメント:

2018年1月19日金曜日

海底火山の調査(ビデオ)

これはニュージーランド近郊のハーヴル(Havre)海底火山のお話です.

このほどの調査で2012年の噴火は以前に記録されていたものより実際はもっと大きかったことが判明しました.

2015年に行われた調査では,これまでよりも優れた解像度のカメラを搭載した水中車両を使ったおかげで,2012年にはわからなかった新しい火道が発見されたのです.

火山から噴出した物質は,これまでにほとんどは軽石として流れ去ってしまっていたのですが,新たにサンプルを採取することができました.


ビデオを見る
投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 18:08 0 件のコメント:

2018年1月18日木曜日

獲物を狩るために野火を起こすファイヤーホーク(オーストラリア)

grass fire(野火)といえば,多くの動物にとって命がけの厄介な出来事ですが,ある種の猛禽類(ファイヤーホーク)にとっては,ご馳走がもらえるチャンスでもあります.

火から逃げ出してくる動物を襲ったり,煙に巻かれて死んだ動物の肉をあさることができるからです.

彼らは野火の端っこで逃げ出してくる動物を待ち構えているだけでなく,まだくすぶって燃えている草や枝を掴んで別の場所に運び,火をつけたりもします.

この事実は,オーストラリアでは昔から広く知られていたのですが,「ファイヤーホーク」(トビやチャイロハヤブサなど)のこのような挙動の写真やビデオなどはわずかにしか存在していませんでした.

このほどアボリジニのレンジャーチームとの協力でControlled burning (焼きはらい)が行なわれ,詳しい挙動が初めて明らかになり,Journal of Ethnobiologyの2017年12月号にオンラインで報告されました.

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投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 8:27 0 件のコメント:

2018年1月17日水曜日

いびきのおかげで命拾い(スペイン)

皆さんはいびきをかきますか?

無呼吸とも関係するいびきは,本人にとっても周りの人にとってもありがたくない存在ですが,このほど「いびき」のおかげで命拾いをした人が現れました.

29歳のスペイン人,ゴンザロ・モントーヤ・ヒメネスさんは3人の医師に死亡を宣告され,あわや死体解剖,の直前にいびきのおかげで生きていることがわかり命を取り留めたとのこと.

そもそも死とは?
人が生きているか死んでいるかなど,簡単にわかりそうですが,医師が死亡を宣言するための厳密なガイドラインは存在しません.

医者に「死んでいる」と言われたら,その人は「死んでいる」のです.

死を宣言される時には,大きく分けて心臓が拍動を止めた場合と,脳死の場合があります.脳死とは脳内での神経活動が停止し,脳細胞間の電気信号のやりとりがなくなったことを指します.

今回のケースではてんかんを患っていたヒメネスさんが,カタレプシー(強硬症)の状態にあった可能性が指摘されています.

LIVESCIENCEの記事を読む
投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 9:38 0 件のコメント:

2018年1月16日火曜日

エンゼルフィッシュを飼っている方へ.水の取り替えはほどほどに...

エンゼルフィッシュはアマゾン川原産の淡水魚で,ご存知の通り今は世界中で愛されている熱帯魚です.

しかし,エンゼルフィッシュが実は戦う魚だということは,案外知られていないのではないでしょうか?

尾で殴り,口を使ったレスリングによる戦闘がそれぞれの魚の群れの中での社会的なヒエラルキーを決めるのです.

また社会的身分を伝えるために化学物質も利用します.つまり彼らが水中に放出する胆液や尿に含まれる化学物質が信号となるのです.

ですから定常的な水の取り替えによりこの信号が希釈されてしまうと彼らはヒエラルキーを再度確立しなくてはなりません.

実際,3匹のエンゼルフィッシュが入ったタンクの水を取り替えてみたところ,

1/4の水を取り替えるとレスリングを始めとする攻撃的な行動が直ちに増加し,1時間ほど続きました.

1/2の水を取り替えた場合には,攻撃の増加は1日以上も続いたのです.

水を取り替えなかった時には,魚たちは普通に暮らしていました.

あまり頻繁にお水を取り替えない方がエンゼルフィッシュの平和が続きそうですね.

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投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 13:24 0 件のコメント:

2018年1月15日月曜日

ハッブル宇宙望遠鏡から見たオリオン大星雲の映像

宇宙からの美しい映像が届きました.

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたオリオン大星雲の画像.

ロケットに乗って,オリオン大星雲の中に飛び込んでいくような気分.

スピッツァー宇宙望遠鏡からの赤外光の画像は幻想的で一層美しく,可視光では捉えられない情報を伝えてくれます

バックに流れている音楽はドボルザークの弦楽のためのセレナード Op.22

映像をYouTubeで見る

このような映像を提供してくれた方々に感謝!

Credit: NASA, ESA, and F. Summers, G. Bacon, Z. Levay, J. DePasquale, L. Hustak, L. Frattare, M. Robberto (STScI), R. Hurt (Caltech/IPAC), M. Kornmesser (ESA), A. Fujii




投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 17:26 0 件のコメント:

2018年1月14日日曜日

クモを狩る「Pelican Spider」(和名:アゴダチグモ)

横から見るとまるで鳥のような珍しい形をしているこのクモは「Pelican Spider」(和名:アゴダチグモ)の仲間.

英語の「Pelican Spider」はペリカンに似ているために,日本語の「アゴダチグモ」はアゴが垂直に伸びて(立って)いるためにつけられた名称です.

Author Robert Whyte / Greg Anderson

米粒ほどの大きさのクモですが,そのくちばしのような口器で他のクモを突き刺し,毒液を注入して仕留めます.

最初に発見されたのは,5000万年前の琥珀の中に埋まっていたクモでした.1881年にマダガスカル島で発見されるまで,アゴダチグモはすでに絶滅したものと思われていたのですが,それまで知られていた19種類に加え,このほど新たに18種類の新しい仲間が発見され,結局マダガスカル島には全部で37種類のPelican Spiderが存在することになりました.

Scienceの記事を読む(別種のPelican Spiderの姿が載っています)



投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 1:04 0 件のコメント:

2018年1月13日土曜日

両生類の捕獲に役立つあるものとは...

世界中で両生類の数は減りつつある今,その理由を調べるためにはまず生息数をモニターすることが必要.

そこで,罠(ミノートラップ)を仕掛けて彼らを捕まえるわけですが,「あるもの」を入れておくと捕獲率がグーンと跳ね上がることがわかりました.

さて,ここでクイズです.その「あるもの」とは,次のどれ?

1)反射テープ
2)鶏レバー
3)緑色のケミカルライト

60-Second Scienceを聞く


単語リスト

Jefferson salamander(トラフサンショウウオ属のサラマンダー 黒茶色)
spotted salamander(トラフサンショウウオ属のサラマンダー ブチがある)
wood frog(アメリカアカガエル)
eastern red-spotted newt(ブチイモリ)





















答え)3のケミカルライト(green glow stick)でした.





投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 15:17 0 件のコメント:

2018年1月12日金曜日

奇妙な太陽系に住んでいる私たち

このほど The Astronomical Journal に発表された論文によれば,私たちが住んでいる太陽系は平均的なものから見るとかなり変わっているのだそうです.

それは,木星や土星などの巨大な惑星と並び,水星のようにちっぽけな(地球の月ほどの大きさ)惑星も含まれているから.

それでは平均的な太陽系とはどんなものなのでしょうか?

355の恒星系について調べたところ,

1)含まれている惑星のサイズはほぼ同じ
2)惑星間の距離も均等

ということがわかりました.

例えて言えば「さやの中の豆」

それでは,ここでクイズです.

私たちの住む太陽系は食事に例えると次のどれ?

1)幕の内弁当
2)感謝祭のディナー


単語リスト

planet      惑星
exoplanet      太陽系外惑星
star      恒星
star system   恒星系
astronomer   天文学者
astrophysicist  宇宙物理学者
peas in a pod   さやの中の豆
Jupiter    木星
Saturn    土星
Mercury    水星


60-Second Scienceを聞く




















答え 宇宙物理学者の彼女は「A whole Thanksgiving dinner or something?」と言っていました.様々な料理が並んでいる感謝祭のディナー全部,ということですね.


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 17:41 0 件のコメント:

2018年1月11日木曜日

凍ったイグアナを踏まないで!日向にそっと運べば息を吹き返すのだから.

LIVESCIENCEからのニュースです.

アメリカ東海岸を襲った寒波を伴うサイクロンがもたらした珍事.

南フロリダでは1月3日の気温が零下3°Cを下回り,28年ぶりの積雪が観測されたのに続き,1月4日には凍りついたイグアナたちが木から落ちてゴロゴロ転がっている情景が....

凍ったイグアナの写真付き,LIVESCIENCEの記事を読む

写真のイグアナはお腹を上にして完全に固まっており,まるで死んでいるように見えますが,ほとんどは死んでおらず,凍えているだけ.

温度が下がると,イグアナは文字どおりシャット・ダウン(活動停止)してしまい,木につかまっていることができずにポトリと落ちてしまうのです.

このようなイグアナを見つけたら,日向に運んであげましょう.
無事に息を吹き返す可能性が十分あるのです.

投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 0:22 0 件のコメント:

2018年1月10日水曜日

ジャンプって足を使ってするものと思っていませんか?この幼虫の場合...(ビデオ)

この幼虫は体長の30倍の距離をジャンプします.足もないのに...

それって人間にたとえれば,手足を使わず胴体だけで60m跳ぶのに相当するのです.

どうやって?

それはビデオをご覧ください.(あ,虫が嫌いな人は要注意です.)

ビデオを見る

登場したのはタマバエ(gall midge)の幼虫(larva)

利用するのは静水圧(hydrostatic pressure)

この幼虫,まず最初に体を丸めて口器を尾に引っ掛け,

体液を地面の方に移動させて,

体を平たくしたあと,

口器を尾から放して...発射!

秒速1mのスピードで飛び立つ...

このジャンプ力,ノミに勝るとも劣らないとはすごいですね.

投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 3:45 0 件のコメント:

2018年1月9日火曜日

テッポウエビはどのようにして衝撃波を作り出すのか?(ビデオ)

テッポウエビ(snapping shrimp)の仲間は大きさは10cm程度と見かけは大したことはないのですが,彼らがハサミを電光石火で閉じると,鉄砲よりも大きな音がして,水中に衝撃波が生まれ,魚や虫などの餌を気絶させるのです.

その仕組みを114種類のエビについて調べたところ,ハサミの関節部にこれまで知られていなかった2種類のジョイント構造があることが明らかになりました.

1)滑りジョイント 
  単純な機構ですが,小さな突起のおかげでハサミは開いたままになり,十分な圧力が加わると,パチっと閉まるのです.このおかげで通常よりも少しだけ速くハサミを閉じることができます.

2)コッキング滑りジョイント
  さらに進化したもので,小さな突起は完全にハサミを開いた状態に留めおきます.そこで,テッポウエビはハサミの筋肉に力を十分に溜めることができるので,別の筋肉が動いて,力を解放すると,ハサミは超高速で閉じ,衝撃波が生まれるのです.

ビデオを見る
投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 2:53 0 件のコメント:

2018年1月8日月曜日

アメリカ空軍宇宙軍のミッション

今日の60-Second Scienceはアメリカ空軍宇宙軍(Air Force Space Command)司令官のお話です.

現在の宇宙の戦略的傾向として次の3点を指摘.


1)宇宙は混み合っている.

  アメリカ空軍宇宙軍は現在多数の物体を追跡し,これらが衝突しないように監視し,必要に応じてサテライトのオペレータに警告を出している.ロケット打ち上げコストが下がり,打ち上げ数が増加(さらに1回に打ち上げられる衛星の数も増加)しているため,宇宙混雑の傾向には拍車がかかっている.

2)紛争が増えている.

  陸,海,空と並び宇宙も明らかに戦闘領域なのである.


3)競合性が増加している.

 これは決して悪いことではない.打ち上げコストの低下や衛星の小型化などにより,商業宇宙市場を利用する機会が大きく増加した.今後さらに幅広いミッションに活用できるだろう.

さてここで問題です.


アメリカ空軍宇宙軍が現在追跡している物体の数はいくつ?


60-Second Scienceを聞く




























答え: 現在追跡している物体の数は23000個





投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 0:00 0 件のコメント:

2018年1月7日日曜日

ハーバー・ボッシュ法が時代遅れになる?!

新しく提案された触媒により,現在アンモニア合成に大活躍しているハーバー・ボッシュ法が時代遅れになる可能性が出てきました.

ハーバー・ボッシュ法は大気中の窒素分子を還元し,アンモニアを合成するプロセスで,私たちは現在このアンモニアを使って,肥料,薬品,そのほか産業に必要な重要化合物を製造しています.

このプロセスの欠点は400℃以上の高温で行うため大量の電力が必要なこと.毎年全世界の電力の1%がこのために消費されているのです.

さて,このほど行われたコンピュータ・シミュレーションによれば,金とモリブデンを含有する新規の触媒が可視光からのエネルギーを利用し,室温で窒素原子間の三重結合を切断できるとの予測が得られました.

利用されているのは表面プラズモン共鳴(surface plasmon resonance)という現象.
光子によって励起されたナノ粒子上の原子価電子が一体となって振動し,この励起エネルギーにより,窒素解離反応の高い活性化エネルギーのバリヤーを乗り越えて,窒素分子が分割できるのです.

この触媒では,金のナノ粒子が可視光を吸収し,表面プラズモン共鳴を発生させ,表面にドープしたモリブデン粒子が窒素分子をとらえ,分割するのです.


英文の記事を読む
投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 1:42 0 件のコメント:

2018年1月6日土曜日

科学は人類を救うのか?ウェルズVSオーウェルの討論は今なお続く


75年前,20世紀の文学者2名はまさにこの命題で議論を戦わせたのでした.

タイム・マシンや透明人間など,サイエンス・フィクションの生みの親とも言える,H.Gウェルズが忠実な科学の信奉者だったのに対し,1984年や動物農場で知られるジョージ・オーウェルは科学に懐疑的な眼差しを向けていたのです.

ウェルズは今日SF作家として著名ですが,当時の人々にとっては,進歩的な政治的見解を持ち,科学に大きな期待を寄せる知識人として知られていました.

彼は,飛行機,宇宙旅行,原子爆弾など20世紀の画期的な出来事の数々を予見していました.そして,人類の希望は科学者や技術者によって監視される単一の世界政府の創造にあると考えたのです.彼は人類は宗教や国家主義を一旦脇によけて,科学的に訓練された理性ある専門家たちの力を信じるべきだと主張しました.

このようなウェルズの考えに対しオーウェルは批判的でした.
若者に「いかに厳密に考えるか」ではなく「放射能や星について」もっと教えるべきだという科学教育に関するウェルズの考えは「見当違い」であると「科学とは何か?」で述べたのです.

オーウェルの考える科学教育は物理や化学,生物学といった特定の分野,言い換えると,事実,にフォーカスするのではなく「理性的な,懐疑的なそして実験的な思考をする習慣」を植え付けることにあったのです.

大衆に単なる科学教育を施すのではなく,「歴史や文学や芸術などの分野の教育が科学者たち自身にとってもプラスになる」ことを私たちは忘れてはならない,と彼は考えていたのです.

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投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 5:56 0 件のコメント:

2018年1月5日金曜日

去年1年,私たちは皆9億4000万キロも旅をしたのです!?

去年1年で私たちが旅をした距離は9億4000万キロ!

たとえ,あなたが一歩も家から出なかったとしても....

というのは,地球にいる私たちを地球の外から見た時の話.

1月2日付のポッドキャスト「60-Second Science」でスチーブ・マースキーさんが語るところによると,

地球は太陽の周りを1年間かけて1周しますが,その距離がおよそ9億4000万キロメートルなのだそうです.

さらにケプラーが示したように地球は太陽を焦点の1つとする楕円軌道を描いています.

そこで,今日は2つクイズに挑戦してみてください.

1)ポッドキャストで言っている太陽に一番近い点とは「perihelion?」それとも「aphelion?」

2)ポッドキャストの最後に出てくる数字を聞き取ってください.

1年は   ?時間   ?分   ?秒


60-Second Scienceを聞く






















答え 1)perihelion  日本語では「近日点」
 
   2)1年は8千7百66時間(8,766),
        52万5千9百60分(525,960),
        3千百55万7千6百秒(31,557,600).



投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 7:17 0 件のコメント:

2018年1月4日木曜日

コシジロキンパラの歌のレッスン

昨日のブログの内容は,赤ちゃんコウモリはお母さんと群れから方言を学ぶというものでした.

今日のテーマは美しい鳴き声で歌う鳥(songbird)の場合は,どのように歌を学ぶのか?

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者がコシジロキンパラ(Bengalese finch)を対象に行った研究の結論は...

鳥のひなたちは生まれて25日経つ頃からお父さん鳥の歌のレッスンを受けます.
ところで,お父さん鳥によって歌うテンポはそれぞれ異なるのです.

そこで同じお父さんに育てられるはずの赤ちゃん鳥に歌う速さが違うオスの鳥の歌を生で聞かせると...

速いテンポで歌う鳥の歌を聞いたひなは速いテンポで,遅いテンポで歌う鳥の歌を聞いたひなは遅いテンポで歌うようになったのでした.

つまり後天的なレッスンは遺伝情報に勝ったのです.

この研究が示唆しているのは,適切な教育(あるいは環境からの影響)は生まれ持った形質を上書きすることができるということ.

このことは人間の私たちにも当てはまるのかもしれません.

ただ,お父さんがレッスンによって音痴を治せるのかについては何も語られていません.

60-Second Scienceを聞く



投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 14:10 0 件のコメント:

2018年1月3日水曜日

赤ちゃんコウモリは様々な方言を学ぶことができる

コウモリには地域方言(regional dialects)があり,また野生のコウモリには群れごとに異なる発声(vocalization)がある事がわかっています.

さて,この方言は生まれつきのものなのか,生後学ぶものなのか,学ぶのであれば誰から学ぶのか?という研究がこのほど報告されました.

対象になったのはエジプトルーセットオオコウモリ(Egyptian fruits bats)
研究を行ったのはテルアビブ大学の研究者です.

今回の実験では生まれたばかりのコウモリの赤ちゃんを3つのグループに分け,それぞれに異なる方言を聞かせました.

その結果,成長したコウモリはそれぞれの方言を話すようになりました.
野生の環境ではこれらのコウモリは数十頭から数千頭のコロニーで育ちます.
コウモリの赤ちゃんはお母さんから学ぶだけでなく,群れから学ぶ「社会的学習」を行っているという結論が得られたのでした.

さてここで質問です.
ポッドキャストの最後でカレン・ホプキンが言っている言葉遊び,お分かりになりましたか?


60-Second Scienceを聞く

























答え:彼女は「this sort of social learning is sometimes called "culture." Even if you're living in a cave.」(この種の社会的学習は時には「文化」と呼ばれる.たとえ洞窟で生活していても.)と語っていました.

cave(洞窟)で生活している(=原始人を連想)コウモリがculture(=教養や洗練という意味もある)と呼ばれる社会的学習をしている.というのが面白いわけですね.

さらに説明すると:

ここではcultureとcaveがダブルミーニングで使われています.
cultureには文化という意味のほかに教養や洗練といった意味もあります.
caveはここではコウモリが住んでいる洞窟という意味で使われていますが,洗練とは対極のcave man「原始人のような粗野な人」を連想させる言葉でもあります.

投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 20:36 0 件のコメント:

2018年1月2日火曜日

ポケモンのキャラクター名は天文学の専門用語に似ている?

新年2日目はポケモンで遊びましょう...

というわけではないのですが,ポケモンキャラクターの名前とエクリプス(日食,月食)用語の2つを見せて,どちらがポケモン?とインタビューしたビデオがYouTubeにアップされています.

インタビュー場所は下記の2か所.

1)オタコン(北米最大級のアニメイベント,オタク・コンベンションの略.毎年8月にアメリカ合衆国で開かれる)

2)ナショナル・モール(ワシントンDCにある.スミソニアン博物館群や美術館,記念館に沿って庭園と緑地の広がる国立公園)

結果はビデオを見るまでもなく明らかに思えますが...さて...どうでしょうか?

ビデオを見る前に,皆さんもクイズに挑戦してみてください.

1)〜5)のペアのうちエクリプス用語はどちら?

1)Heliolisk 対 Aphelion  
2)Yveltal  対 Syzygy   
3)Saros    対 Gyarados
4)Exeligmos  対 Zygarde
5)Umbreon 対 Antumbra 


ビデオを見る



















答え)1)Aphelion 遠日点
   2)Syzygy   朔望
   3)Saros    サロス
   4)Exeligmos エクセリグモス
   5)Antumbra 擬本影

英語も難しいですが,日本語を聞いても...ちんぷんかんぷん...の私でした.
正直,ポケモンで知っているのはピカチューだけ...











投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 2:05 0 件のコメント:

2018年1月1日月曜日

シジュウカラも学習する

2018年元旦の話題は「学習するシジュウカラ」

鶏は三歩歩くと忘れる,というのは日本のことわざですが,シジュウカラには学習能力があります.

苦く味付けしたアーモンドを「黒い四角の模様を描いた袋」に入れてシジュウカラに与えます.

中のアーモンドを口にしたシジュウカラは,まずいのでぺっぺ.くちばしも止まり木で拭う丁寧さ.

この模様をビデオで撮影し,スクリーンに映して他のシジュウカラたちに見せます.

さて,映像を見たシジュウカラと見ていないシジュウカラに「黒い四角の模様を描いた袋」と「黒いばつ印を描いた袋」に入れた餌を与えてみます.

すると...

ビデオで「黒い四角=まずい」を学習した鳥たちはその袋を選ぶ確率がビデオを見ていない鳥よりも大きく下がった(その差32%)とのこと.

自然界で「黒い四角の絵が付いている餌」に相当するのは,カラフルな色と模様のついたテントウムシや蝶など.

虫たちは鳥に食べられないように,特徴的な模様で自分たちが美味しくないことをアッピールしているわけですが,学習能力は鳥自身にとっても,虫にとっても大いに役立っているわけですね.


ビデオを見る


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 17:41 0 件のコメント:

新年おめでとうございます(ストラスブールから)



2018年1月1日 フランスのストラスブールから新年のご挨拶を申し上げます.

このブログ「Scientific English」は8年前の4月に書き始め,大学の授業の合間にポツポツと書き続けてきましたが,フランスに来てからはほぼ開店休業状態になっていました.

今回「化学英語30講」の発売を機に,本を読み終わった後も英語で科学の内容を読んだり,聞いたりするきっかけになるようにとの思いで毎日更新することを決心,なんとか今日にたどり着きました.

題材はScientific Americanの60-Second ScienceやLIVE SCIENCE,SCIENCEが提供するニュースなどから選んでいます.

部分訳や私の感想,クイズなどがごちゃまぜで,あまり統一がとれていませんが,面白そうだな?という記事(ポッドキャスト)があれば,是非リンク先の原文をお読み(お聴き)になってください.

リンク先の文章はプロのライター の手によるもので充実しています.
ポッドキャストは時々落ちがついていて面白く,また音声も素晴らしいのでオススメです.

語学教材用に作られたものではないので手ごわいですが,100%完璧にわからなくても,ふーん.面白い,と思えることが一つでもあれば,楽しいでしょ?!

このブログを書くにあたってはできるだけ自分でも調べるようにしていますが,誤解,勘違い,誤植などの間違いが含まれている可能性もあり,あらかじめお詫びいたします.
私の文章はあくまでも「参考に」とどめておいていただけると嬉しいです.

宮本惠子 


投稿者 Keiko Miyamoto 時刻: 16:40 0 件のコメント:
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