2018年1月18日木曜日

獲物を狩るために野火を起こすファイヤーホーク(オーストラリア)

grass fire(野火)といえば,多くの動物にとって命がけの厄介な出来事ですが,ある種の猛禽類(ファイヤーホーク)にとっては,ご馳走がもらえるチャンスでもあります.

火から逃げ出してくる動物を襲ったり,煙に巻かれて死んだ動物の肉をあさることができるからです.

彼らは野火の端っこで逃げ出してくる動物を待ち構えているだけでなく,まだくすぶって燃えている草や枝を掴んで別の場所に運び,火をつけたりもします.

この事実は,オーストラリアでは昔から広く知られていたのですが,「ファイヤーホーク」(トビやチャイロハヤブサなど)のこのような挙動の写真やビデオなどはわずかにしか存在していませんでした.

このほどアボリジニのレンジャーチームとの協力でControlled burning (焼きはらい)が行なわれ,詳しい挙動が初めて明らかになり,Journal of Ethnobiologyの2017年12月号にオンラインで報告されました.

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