2018年1月22日月曜日

16世紀に流行した伝染病の原因は,ありふれた✖️✖️菌だった!

このほど1545年にミステク族(Mixtecs)(現在のメキシコ南部に当たる土地に住んでいた)の間で流行した,発熱,発疹,目,鼻,口からの出血を伴い,多数の犠牲者を出した謎の伝染病の原因(の1つ)がサルモネラ菌であったことが判明しました.

研究者らは共同墓地から10名の遺体を掘り出し,虫歯の内容物のDNA解析を行ったのです.今までの研究では捨てられていたバクテリアやウィルスのDNAが今回の研究では主役でした.

さてここで質問です.
膨大な情報の中から必要なものを探し出す困難を研究者は何に例えていますか?

1)干草の山から針を探す
2)ざるで水を汲む

60-Second Scienceを聞く























答え)1)の干草の山から針を探す.
生化学者のノーリーン・チュロス(Noreen Tuross)さんは「The difference is the needle in the haystack」と言っています.これは「look for a needle in a haystack」(干草の山から針を探す)を下敷きにした表現ですね.さらに困難であったことを強調して彼女は「This is a much bigger haystack」と付け加えていました.


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