プラナリアのような扁形動物(flatforms)には,体を真っ二つに切られても,それぞれが完全な個体へと成長する,とてつもなく強い再生力(regenerative power)が備わっています.
先ごろ,扁形動物を国際宇宙ステーション(ISS)へと運び,宇宙での生活が細胞活動にどのような影響を及ぼすのかの研究が行われました.
その結果わかった驚くべき事実!
宇宙旅行を経験したプラナリアの体には二つ目の頭が生えてきたのです.
地上でそれらを切り落としても,また新たに,頭が2つ生えて来たとのこと.
これは,宇宙での滞在中地磁気の影響を受けなかったこと,無重力を経験したこと,そして離陸や着陸時にストレスを受けたこと,から生じたのではないかと研究者は語っています.
でも,これって現在宇宙飛行士の人たちがすでに経験していることですね!
プラナリアと宇宙飛行士とはそのまま比較できないとのことですが,将来宇宙旅行が一般的になる可能性に備え,宇宙での生活が細胞や生体内に存在するバクテリアに対してどのような影響を及ぼすかを知ることはとても大切.その点で今回のプラナリアの実験は有益な情報を与えてくれそうです.
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