今日ご紹介する60-Second Scienceはオレンジの皮(オレンジジュースの搾りかす)が荒廃した土地を蘇らせたお話.
オレンジの皮の捨て場所を探していたジュース会社は,保護地区に隣接していた私有地を寄付することで,コスタリカのグアナカステ保全地区内の荒れた土地にゴミを捨てる権利を得ました.1万2千トンのオレンジの皮ゴミが捨てられたは1998年のこと.その半年後,オレンジの皮は黒いローム質の肥沃な土壌に変わったのでした.
その後の16年の歳月は,かつての荒れ果てた土地をつたのからまるジャングルに変身させました.土地も肥え,隣接する対照地区と比べると樹木の多様性は実に3倍に上りました.
この結果は プリンストン大学のエコロジストにより論文にまとめられ,Restoration Ecology誌に発表されています.
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さてここで質問です.
これを3者にとって利益になる(Win-Win-Win)と語っていますが,まずは「オレンジジュース会社」にとって,そして「保護地区」にとって,最後に誰にとって利益になると言っていますか?(解答はこの下)
単語リスト
pastureland 放牧地
biodiversity 生物学的多様性
conservation 保護
strike a deal 取引をまとめる
loamy ローム質の
be converted into ~ 〜に変換される
解答 地球.何故なら,このジャングルがCO2を消費してくれるので.
the jungle packs away CO2, a win for the planet too.
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