声を聞けばその人が誰かわかる,私たち人間と同様に,多くの動物も声で仲間を見分けています.
カエル(frog)魚(fish)キツネザル(lemur)ペンギン(penguin)などなど.
ところで森の中で聞こえるキツツキの木をつつく音(drum roll)を調べたところ,それぞれの個体が区別できることがわかりました.
60-Second Scienceを聞く
調査されたのは,ポーランドの森に住む41羽のアカゲラ(great spotted woodpecker)です.
このことは,仲間を見分けるアカゲラ同士のみならず,保全生物学者(conservation biologist)にとっても役に立ちそうです.録音からそれぞれの鳥を識別できるため,ある地域に何羽の鳥が存在するか,などがわかるからです.
ところで,最後のクリストファーの洒落,お分かりになりましたか?
解答 彼は「The birds' head-banging could thus do away with that research headache. 」(この鳥が激しく頭を振って(音を出す)ことが,研究者の(あの)悩みの種を取り去ってくれる)と言っていました.
さらに詳しい説明
「キツツキの出す音を利用すると研究者はこれまで頭を悩ませていたこと(この地域に何羽の鳥がいるか?など)が解決できる」というのが本来の意味ですが,head-bangingには「激しく頭を振る」という意味のほかにも,「頭を強く打ちつける」という意味があり,また headacheはもちろん「頭痛」という意味なので,この文章は,「鳥が頭を強く打ちつけると,研究者の頭痛がなくなる」という意味にも解釈できるところが,言葉遊びになっているわけですね.
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