2018年2月20日火曜日

海鳥の羽が教えてくれたこと...回復力が衰えている太平洋

精密機器の発達した現在と違い,昔は,ラッコやホホジロザメ,本マグロといった海に棲む生き物を利用して,海やその中に生きる生物に関する情報を得ていました.彼らの組織(骨,羽,耳垢)に蓄積された化学物質がヒントを与えてくれたのです.

このほど報告された研究では1890年代〜2010年代の130年間にわたる8種類の海鳥について,窒素同位体の比率が分析され,現代の鳥のものと比較されました.

その結果,昔の海鳥は主に魚を食べていたが,現代の鳥は⭕️⭕️を多く(昔の2倍量)食べていることがわかりました.

魚の代わりに⭕️⭕️を食べることに問題はありません.が,⭕️⭕️は大量に採れる時と,少ない時の差が大きいことから,将来鳥たちが空腹に悩む可能性が指摘されています.

ここに浮かび上がってきたのは,太平洋の食物連鎖に関わる生物の多様性がこの130年間で失われてきた図.

その原因は単に気候変動だけではないのです.汚染物質,プラスチックビーズ,栄養源,減少している酸素などの要因により,海の回復力が衰えてきているのです.

さてここで問題です.

上の⭕️⭕️に当てはまる海の生物は何?

60-Second Scienceを聞く

































解答 イカ

0 件のコメント:

コメントを投稿