今日は私の大好きな作曲家ショパンの死の真相のお話です.
彼は1849年にパリで亡くなり埋葬されました.しかし彼の心臓はガラス瓶に入れ,故郷ポーランドのワルシャワへと密かに運ばれ,現在も教会に保存されているのです.
2014年のある晩のこと,科学者たちはこの心臓を調べ,ショパンの死は肺炎の合併症によるものだという結論を導きました.
ショパンは生前,生き埋めにされることをとても恐れており,死後,彼の体は希望通り切開され,心臓が取り出され,保存されたのです.これは生き埋め恐怖症(taphephobia)と呼ばれ,18世紀から19世紀にかけてはよく見られたことでした.作家のアンデルセンや化学者のノーベルもまた埋葬する前に静脈を切り,死を確実にしてほしいと言い残しています.
さて,ショパンは長い間肺炎で苦しんできましたが,直接の死因は心膜炎(pericarditis)(心臓を取り囲む膜の炎症)であるということがわかったのでした.
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