鳥はおしゃべり上手.
多くの場合,鳥たちは「囀(さえず)り」や「ボディランゲージ」によって会話をしています.
でも,オーストラリア原産のレンジャクバト(crested pigeon)の場合はちょっとユニーク.羽ばたきが生み出す囀りで,仲間に危険を知らせているのです.
レンジャクバトが飛び立つ時,翼を振り上げると1.3キロヘルツの低音が,振り下ろすと2.9ヘルツの高い音が出ます.
この音を生み出しているのは,翼の8番目の羽.
その証拠に,この羽を取ってしまうと高い音は出なくなり,この羽を風洞に置くと,高音が再現されるのです.
さて,仲間の鳥たちにこの音を聞かせてみましょう.
羽ばたきがゆっくりな時(高音と低音がゆっくり繰り返される)には何の反応も見られませんが,速い羽ばたき(繰り返しのスピードが速い)を聞かせると,一斉に鳥たちは飛び立ちます.
レンジャクバトの羽ばたきは囀りとなって,仲間に危険を知らせているのですね.
ビデオを見る
0 件のコメント:
コメントを投稿