2017年11月9日木曜日

アルコールは少量でも発癌リスクを高める,という発表

お酒は「百薬の長」とも言われ,大量の飲酒は体に悪いけれど,適度の飲酒はむしろ体に良いと考えている方も多いことでしょう.

今日ご紹介する記事によると,癌の中には少量でもアルコールを消費すると発生リスクが高まるものがあるのです.

列挙されている癌の内訳は,頭部(head),首(neck),食道(esophageal),肝臓(liver),結腸直腸(colorectal)そして女性の乳癌(breast cancer).

米国では癌で死亡する人の3.5パーセント(およそ19,500人)の原因がアルコール関連です.

リスクが最も高いのは長期にわたり大量にアルコールを摂取する場合ですが,少量飲酒(1日1杯未満)や適量飲酒(男性で1日2杯まで,女性は1日1杯まで)でも癌のリスクを増加する可能性があります.

特に女性の場合,少量飲酒者でも乳癌のリスクは4%増,適量飲酒では23%増加するとのこと.1日8杯以上の大量飲酒者では増加率は63%に登りますが,これはアルコールによって女性ホルモン,エストロゲン値が増加するからなのです.

Scientific Americanの記事を読む

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