2017年11月26日日曜日

大昔の所得格差は何から生まれたか?

新石器時代後の世界では,どのように所得格差が生まれたのでしょうか?

現在と違って所得を表す記録などが残っていない大昔の場合,まず何を持って富の指標にしたら良いかに悩むわけですが,ワシントン州立大の考古学者らは「住居の大きさ」を尺度にすることを考えつきました.

確かに,現代社会では都会でどのくらい広い家に住んでいるかを聞くと,どの程度リッチかが想像できます.

さて,その方針で...か所の古代集落を調べたところ,農業が始まってから所得格差が広がり始めたことが確認されました.ところが,ユーラシア大陸ではその格差は広がり続けた一方で,アメリカ大陸では農業が始まって...年後に突然格差の広がりはストップしたのです.

ゲームチェンジャーとなったのは....でした.所有していた人はどんどん所得が増え,持たない人との差が広がったのです.


さてここで3つの質問です.

1)調査された古代集落はいくつ?

    a)  43   b)  53   c) 63

2)所得格差の広がりがストップしたのは農業開始後何年?

    a)120年, b) 1200年,c)2500年

3)ゲームチェンジャー(game changer)となったのは何?

    a) 斧, b) 大型の家畜,c)土地


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答え)1 c)の63
   2 c)の2500年
   3    b)の大型の家畜  でした.

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