2017年11月28日火曜日

スピルリナから作るミクロのロボットが癌細胞をやっつける

スピルリナは長さ0.3〜0.5mmほどのらせん形をした小さな藻類.

これを医用ロボットにする研究が進んでいます.

スピルリナにはもともと赤い蛍光があるので,これに酸化鉄のナノ粒子をたっぷり加えると,磁性と赤い蛍光を持つ,小さならせん形のロボットができ上がります.

磁場をかけてスピルリナの動きを制御します.

らせん形をしているので,磁場の方向により,前進させたり後退させたりすることができ,蛍光顕微鏡を使えば,どこにいるかも一目瞭然です.

蛍光顕微鏡で検知できない深さに達したロボットは,MRIで追跡します.

磁性層の厚みによりますが,ロボットは数時間〜数日で分解します.

さて,このロボットの役目はがん細胞をやっつけること.

ビデオの中で緑や青で示されているのが癌細胞.スピルリナ(赤いらせん)に触れると消えていきます.

ビデオを見る


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