2018年4月11日水曜日

セミクジラは口を開く前に思考しているのではないか,という報告(音声)

赤ちゃんの喃語の時代から老年に至るまで私たちの発声は年齢に応じてどんどん変わっていきますが,動物でも同じことが発見されました.

絶滅の危機に瀕したセミクジラ(right whale)の鳴き声を分析したところ,成長するにつれて鳴き声はより長く,明瞭に,かつ構造的に複雑になっていくことが明らかになったのです.

さらにわかったことはある刺激に対して彼らは同じ応答をしないことでした.つまり鳴き声は単なる反射(reflex),完全に本能的な反応ではなく,そこには思考が働いているのではないかと考えられるのです.

原著論文を読む

さて,それではここで,久しぶりに数字のクイズです.
60−Second Scienceのポッドキャストを聞いてお答えください.(解答はこの下に)

1)研究者が集めたデータ(クジラの声の録音)は何年分でしたか?
 a)7年,b)17年,c)70年

2)研究者は何頭のクジラのデータを集めましたか?
 a)9頭, b)40頭, c)49頭

3)対象となったクジラの年齢は?
 a) 0歳〜15歳, b)1か月〜37歳, c)1歳〜100歳

 60-Second Scienceを聞く


























解答)1)はb)の17年. 2)はc)の49頭.3)はb)の1か月〜37歳でした.

0 件のコメント:

コメントを投稿