2018年3月19日月曜日

コーヒーとマリファナは真逆の作用を持つ...

朝の1杯のコーヒーで目を覚ます方も多いことでしょう.

かくいう私もその一人.

さて,今日ご紹介するLIVESCIENCEのトピックはそんなコーヒーとマリファナの関係です.

つまり,マリファナを吸うと増加する内在性カンナビノイド物質はコーヒーを飲むことで減少するというのです.

1日あたりコーヒーを4杯〜8杯飲む人の体内で,内在性カンナビノイド(endocannabinoid)系代謝物が減少するという研究が,2018年3月15日刊行のJournal of Internal Medicine誌に発表されました.

内在性カンナビノイドとは神経系全体,免疫内分泌組織中に存在する,カンナビノイド受容体に結合する分子です.私たちの体は自ら内在性カンナビノイドを作り出すのみならず大麻など,外来のカンナビノイドにも応答するのです.

ただし,これはあくまでも体内の内在性カンナビノイドの量の変化に言えることであって,コーヒーを飲んだ後,マリファナを服用した後とは逆の作用(感覚や行動)が生じるというわけではありません.

コーヒーには実に血液中の115種類の代謝物を変化させる作用があり,そのうちの34種類についてはまだ名前もなく体内での作用もわかっていません.残りの82の代謝物は33種類の生物学的プロセスで役割を果たしていることがわかっています.

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